この記事の内容を3行でまとめると、
・酒を飲まない(飲めない)若者は意外と多い
・飲酒文化は確実に衰退している
・非喫煙者同様に非飲酒者が市民権を得る時代がやってくる

 
本当はお酒があんまり好きじゃない。

でもみんな飲むし、付き合いで仕方なく・・・。

そんな風に感じている若者は意外と多いらしい。

酒を飲まないことで何か不利益を被るんじゃないかなんて、不安になる必要はない。

酒を飲まない(飲めない)若者は意外と多い

久しぶりに、飲み会というものに参加した。

店を貸し切った立食形式のパーティーで、100人近い参加者がいた。

ボクは基本的に飲み会と呼ばれる交流会には参加しない。

酒を大好きだったころから大人数で集まる会は好きじゃなかったし、誘いがあっても食い気味に断ることにしている。

今回は大人の事情でやむなく参加することになったわけだけれど、飲まない人間として飲み会に参加してみておもしろい発見があった。

酒を飲まない(飲めない)若者は意外と多い。

自分が飲む人間だったときにはまったく気づかなかったことだ。

飲まない人間のことなんて、気にも留めなかった。

おもしろいもので、相手が飲まない人間だとわかった瞬間にグッと距離が縮まって話が弾んだりする。

マイノリティの結束は強い。

AKB産業(握手会ビジネス)がなくならない理由

昨年末に、AKBグループでアイドル活動をする女性がファンに襲われる事件があった。

なんでもオートロックの自宅マンションで、自室のドアを開けた瞬間に襲われたらしい。

しかも襲撃を指示したのが同じAKBグループのメンバーだという話まであるから驚きだ。

“会いに行けるアイドル”がコンセプトのAKBは、握手会ビジネスで人気を獲得した。

神格化された存在だったアイドルと、息もかかりそうなほどの距離で触れ合える。

ファンにとってはたまらなく嬉しいことだろう。

しかしアイドルとファンの距離が近すぎることが、今回のような悲劇を招いた。

一歩間違えば大惨事になりかねない事件のあとなのに、グループは早くも活動を再開、メンバーもTVに出演してすっかり平常運転に戻っている。

過去にもAKBの握手会でメンバーがファンに刺される事件があったが、やはり握手会がなくなることはなかった。

それは資本主義社会の中で、AKB産業がすっかり大きくなりすぎてしまったからだ。

雇用を生み、多くの人間の生活を支えるエンタメは、もはや誰にも、秋元康でさえ止めることができないくらい巨大な産業になった。

飲酒文化(アルコール飲料市場)は確実に衰退している

どうしていきなりAKBの話なのかといえば、歯止めが効かなくなったAKB産業の構造が、アルコール産業のそれと実によく似ているからだ。

アルコールによって多くの人が命を落としている事実があるにも関わらず、誰にも飲酒文化を止めることができない。

もしアルコールがなくなったら、居酒屋の店員から広告代理店の社員に至るまで、アルコール産業に関わる多くの人たちが路頭に迷うことになりかねないから、アルコールの害は黙認されている。

同じ人間に害のあるものでも、たばこ産業の場合は衰退が早かった。

たばこ農家の人たちは今頃どうしているんだろう?

なぜ酒を飲まない若者が多いのか | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas – イミダス
↑少し古い記事だが、アルコール飲料市場が衰退する理由が書かれている

資本主義社会とアルコール飲料産業は切っても切れないほど強固に結びついている。

しかし少しずつではあるけれども、アルコール産業は確実に衰退しているし、お酒を飲まないノンアル派の人たちの声は徐々に大きくなってきた。

別にボクは酒に親を殺されたわけでもないし、飲酒運転による交通事故の被害者でもない。

酒に恨みがあるわけではないのに、

「どうして自分はこんなに声高に卒酒を叫んでいるんだろう?」

とふと我に返って考えることもある。

けれどボクは、酒は人間の心身にとって毒であり、酒を飲まないことが正しい選択なのだということに気づいてしまった。

だから大好きだった酒を断ち、一生飲まない道を自分で選んだ。

でも世の中には、飲みたくもないお酒を仕方なく飲んでいる人も多いと思う。

そんな人たちのためにも非飲酒者の市民権をボクが主張しなければならないと、世界を救うスーパーヒーローになった自分の姿を今日もニヤニヤ妄想している。

(Photo by geralt)