※このページは2018年11月27日に更新されました

この記事では、「WordPress有料テーマは複数サイトで使い回しできるのか?」という疑問に回答する。

実はWordPressの有料テンプレートは、テーマによって複数サイトで使い回しできるものとできないものがある。

一部のテーマでは、複数サイトでの使い回しが禁止されている。

なぜ禁止されているのだろうか?

そこで今回は、複数サイトで使い回しが禁止されている理由や、禁止されているテーマ例のほか、複数サイトで使い回しできるオススメのWordPressテーマもご紹介する。

あなたにとって最高のWordPressテーマが見つかりますように。

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WordPress有料テーマの中には使い回しできないモノがある

ワードプレス

WordPressでブログやWebサイトを作るときには、まずテーマ(Theme)と呼ばれるテンプレートを決めてインストールするところからスタートする。

もちろんデフォルトのままでも使うことはできるが、オシャレなデザインのテーマや、SEOやアフィリエイトに強いテーマなど、目的にあわせて最適なテーマを選んだほうが本来の目的に集中でき、より早く求める結果を出せる可能性が高まるからだ。

ただし、有料テーマを購入するときにはひとつ注意しなければいけないことがある。

WordPressのテーマには無料のモノと有料のモノがあるが、無料テーマであればひとつのテーマで好きなだけブログ・サイトを作成することができる。

しかし有料テーマの中には、1回の購入で1サイトしか使ってはいけないモノもあるのだ。

一部の有料テーマで複数サイトでの使い回しが禁止されている背景には、GNU GPLというWordPressを利用するときのライセンスが関係している。

少し専門的な話なので、「使い回しができない理由なんてどうでもいい」という場合は読み飛ばしていただいてもかまわない。

GNU GPLが認める4つの自由

GPLライセンスは、正式には「一般公衆ライセンス(General Public License)」の略だ。

GPLがどんなライセンスなのかといえば、自由ソフトウェアと呼ばれるライセンスの一種で、具体的にはソフトウェア・プログラムを利用する人に、次の4つの自由を与える。

・どんな目的に対しても、プログラムを望むままに実行する自由 (第零の自由)。
・プログラムがどのように動作しているか研究し、必要に応じて改造する自由 (第一の自由)。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。
・身近な人を助けられるよう、コピーを再配布する自由 (第二の自由)。
改変した版を他に配布する自由 (第三の自由)。これにより、変更がコミュニティ全体にとって利益となる機会を提供できます。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。

そして、多数あるGPLの中でもっとも普及しているGPLが、GNU GPL(グニュー ジーピーエル)。

GNU GPLは、改変されたものも含めすべてのバージョンにライセンスを要求できるというので、ほとんどのソフトウェアに適用されている。

WordPressの100% GPLとスプリットライセンス

GPLについて、なんとなくイメージできただろうか?

実はWordPressもGNU GPLの元で配布されている。

ということは、WordPressの利用者にはソースコードを自由に改変したり再配布する自由が与えられているはずだ。

ところが、実際に販売されているWordPress有料テーマの中には、「1回の購入で1サイトのみ利用可能」「再配布には許諾が必要」「公序良俗に反するサイトでの利用禁止」などの細かいルールが課されているモノがある。

なぜそんなことが許されるのだろうか?

それは、GPLには100%GPLスプリットライセンスがあるからだ。

WordPressは、PHPというプログラミングコードで作られている。

PHPはいわばWordPressの骨組みなのだが、ここにHTMLやCSSといったソースコードや、画像ファイルなどのパーツを追加したり改造することで、オリジナルのテンプレートが完成するわけだ。

それで、WordPressのGPLはPHPの部分にのみ適用されることになっている。

テーマの製作者が後から加えたHTMLやCSS、画像ファイルなどは含まれていない。

だから、WordPressでは「100% GPL」といって、PHP以外の部分についてもGPLでライセンスすることを推奨している。

しかし100%GPLには強制力はないので、「PHPの部分はたしかにGPLだけど、それ以外の部分はGPLじゃないから複数サイトで使ったり再配布したらダメだよ」と、独自のルールを決めることができるのだ。

ちなみに、このように権利を分けたライセンスを「スプリットライセンス」と呼ぶ。

▽参考リンク
>>[保存版] WordPress テーマのライセンス、GPL のおはなし – ミルログ

利用者側からすると不便な話なのだが、もしすべての自由を許してしまったら、他人の作ったWordPressテーマを勝手に友達に配ったり販売する人が出てくる可能性もある。(テーマによっては、他人のWordPressを作るWeb製作者向けに特別ライセンスを発行している)

販売者の立場からすると一概には否定できない問題だ。

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複数サイトで使い回しできない(100%GPLではない)WordPress有料テーマ

code

人気のWordPress有料テーマの中で、複数サイトでの使い回しができない(100%GPLではない)テンプレートはそれほど多くない。

代表的なモノをいくつかご紹介しておこう。

※ひとつしかサイトを作らないのであれば問題にはならないし、100%GPLではない有料テーマにも優れたモノは多いので、誤解はしないでいただきたい。

スワロー、ストーク、ハミングバード、アルバトロス(OPEN CAGE)

OPEN CAGE(オープンケージ)で販売されているWordPressテーマは、複数サイトでの使い回しができない。

1回の購入で1サイトにご利用可能です。※1

※1. テーマ内のPHPファイルはGPLライセンスです。画像やCSSファイル、JavaScriptファイルは独自ライセンスとなりますので、それらをコピーして別サイトとしてご利用いただくことはできません。

現在販売されているテーマは4種類。

  • SWALLOW(スワロー)
  • STORK(ストーク)
  • Hummingbird(ハミングバード)
  • ALBATROSS(アルバトロス)

複数サイトでの使い回しはできないが、初心者でも使いやすく、ほかの有料テーマより手頃な値段で購入することができるので大変人気のあるテーマだ。

(実際、私もOPEN CAGEの大ファンで、今あなたがご覧のこのブログもハミングバードを元に作られている)

▽参考リンク
>>WordPress有料テーマ!ハミングバードがおすすめな5つの理由 | nishimu labo

サブドメインやサブディレクトリはNG、マルチサイト機能ならOK

OPEN CAGEの使い回しのルールについて、STORKを利用中の方がさらに詳しく調べている記事があったのでご紹介したい。

記事によれば、サブドメインやサブディレクトリで複数サイトを作ってテーマを使い回すのはNG。

ただし、マルチサイト機能を使って複数サイトにテーマをインストールするのはOKなのだそうだ。

マルチサイト機能は、たとえば店舗の本店と支店のWebサイトを1つのWordPressを使って運用するときなどに使う機能だ。

マルチサイト機能には、テーマやプラグインの導入、設定を一括で行えるなどのメリットがあるが、サーバーによってはマルチサイト機能に対応していなかったり、一部プラグインが使えないなどのデメリットもあるようだ。

▽参考リンク
>>STORK(ストーク)は複数サイトで使用できるの?ライセンス規約を確認! | ギガログ

DigiPress

DigiPressで販売しているWordPressテーマは、ライセンス制を導入している。

ライセンス制とは、テーマそのものではなく、テーマを使用するためのライセンスキーを購入する形式だ。(MicrosoftのOffice製品などもライセンスキーを購入する)

だからたとえば、Aというサイトで使っていたテーマを、新しくBというサイトで使うこともできる。※同時に両方で使うことは禁止されている。

私がはじめて購入した有料テーマはDigiPressのものだったのだが、DigiPressのWordPressテーマは非常にハイセンス・高機能なのに比較的価格が手頃なので、WordPress上級者にも根強い人気を誇っている。

一度に10ライセンスまで購入でき、ライセンス数が増えるほど1ライセンスあたりの値段は安くなるので、なんとなくでも「たんさくサイトを作りたいなあ」と考えている場合は、はじめから多めにライセンスを購入しておくのがよさそうだ。

>>DigiPressの公式サイトを見る

HYBRID THEME/mono-lab

mono-lab(モノラボ)が運営するHYBRID THEME(WordPressテーマの販売サイト)で販売されているテーマも、DigiPressと同じライセンス制を導入している。

HYBRID THEMEでは1ライセンス、2ライセンス、5ライセンスから購入するライセンス数を選択することができる。

個人的に、モノラボさんのテーマはデザインがツボだ。

白と黒を基調にしたシンプルなデザインでありながら、どこか気品を感じさせる洗練されたモダンスタイル。

オリジナリティが高く他とかぶりづらいので、きっと熱烈なファンも多いのではないだろうか。

>>HYBRID THEMEの公式サイトを見る

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複数サイトで使い回しができるWordPress有料テーマを選ぶべき理由

選択
WordPressテーマには、複数サイトでの使い回しができないものもあるということはご理解いただけたかと思う。

それで、今WordPressの有料テーマ選びで迷っているあなたには、ぜひ複数サイトでの使い回しができるテーマを選ぶことをオススメする。

WordPressは、テーマごとに設定方法やカスタマイズ方法が異なる。

もちろん基本の部分は一緒なのだが、使い込むほどにオリジナリティが増し、味が出てくるものだ。

テーマごとにオプションで使える、ショートコードやプラグインなどの独自機能だってある。

何年も使っていると、もはや自分が使っているテーマとWordPressがイコールになって、テーマを変更してまた1から設定するなんて考えられなくなる。

はじめのうちは新しいWordPressテーマが発売される度に「かっこいいなあ」と目移りするかもしれない。

でもいつしか自分のテーマへの愛着が勝るようになる。

複数のブログやWebサイトを作る場合でも同じだ。

さまざまなテーマを使ってみたいという気持ちはよくわかる。

趣味で色々なテーマを使ってみたいのであればそれもいいだろう。

ただしアクセス数や売上を重視するのであれば、信頼できるテーマをひとつ決めて、サイトごとにカスタマイズして使い回すのが賢いやり方だ。

たとえばWeb制作会社がサイトを作るときも、まったくのゼロから作り上げていくわけではない。(ゼロから作る場合もあるが費用はより高額になる)

自分たちのオリジナルの型(テンプレート)を持っていたり、テーマ製作会社とライセンス契約を結んでいて、それを顧客にあわせてカスタマイズして提供している。

だからWordPressと長く付き合っていくのであれば、自分の型となるテーマをひとつ持つようにしたい。

複数サイトで使い回しができるテーマを持っていれば、安心してブログやアフィリエイトに取り組むことができるだろう。

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私のWordPressテーマ選びの失敗談

失敗

私はWordPress歴が3年ほどになるのだが、先日「賢威」という複数サイトで使い回しができるWordPressテーマを購入した。

元々ひとつのブログしか運営する予定がなかったので、正直使い回しができるかどうかなんて気にしたことがなかった。

ところが最近本格的にアフィリエイトをやろうと思って新しくサイトを作っていたら、自分の使っているWordPressテーマが、複数サイトでの使い回しを禁止していることが発覚したのだ。

テーマによってWordPressの設定方法やカスタマイズなどは異なるので、使い慣れたテーマを再度購入しようかとも迷った。

しかし、今後もさまざまなWebサイトを制作する予定があり、その度にテーマを購入するのはもったいない。

それにテーマの使い方やカスタマイズ方法をまた1から覚えなくてはならないのは、なんとも効率が悪い。

そんなわけで、

「もしはじめから複数サイトで使い回しができるWordPressテーマを選んでいれば、こんなに苦労をしなかったのに」

と、ちょっとだけ後悔している。

あなたには同じような失敗をして欲しくない。

「どちらが自分にあっているのか?」

将来の展望や事業の展開を見据えて、最適なWordPressテーマを選んでいただきたい。

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複数サイトで使い回しできるオススメのWordPress有料テーマ3選

最後に、現在販売中のWordPressテーマの中で、複数サイトで使い回しができるオススメの有料テーマを3つご紹介する。

3つとも、1回購入すれば(本人が所有するサイトに限り)複数サイトで利用可能なテンプレートだ。

いづれも高品質な国産テーマなので、ぜひじっくりと比較検討していただきたい。

Diver ※NEW

HTMLやCSSは全然わからないけど本格的でオシャレなブログやサイトを作りたい初級者にはとくにDiverをオススメしたい。ボタンひとつでほとんどどんなことでも実現できるほど多機能な装飾ボタンは圧巻。一度の購入で複数サイトに利用することができ、メールサポートを回数無制限・無期限で何度でも利用できるのも魅力だ。
テーマ名 DIVER(ダイバー)
特徴 超多機能&無期限・無制限サポート付き。次世代のWPテーマ
対象レベル 初級者〜中級者
複数サイト ◯ ※1回の購入で複数サイトに利用可能
AMP ◯ ※ページ毎に設定可能
サポート 無期限・無制限メールサポート
決済方法 クレジットカード/ 銀行振込・郵便振替/コンビニ決済/BitCash/ちょコムeマネー
価格 17,980円(税込)

賢威

「賢威」(けんい)は、WEB担当者のバイブル『沈黙のWebマーケティング』『沈黙のWebライティング』でお馴染みの松尾茂起氏率いる株式会社ウェブライダー(株式会社SEMライダー)が制作・販売するWordPressテーマ&SEOマニュアルセットです。

SEOに強いWordPressテーマ=「賢威」というくらい人気のデザインテンプレートで、2007年1月の発売以来9年以上にわたり2万人以上のユーザーが選んできた大ベストセラー。付属のウェブライダー式SEOマニュアルも大変本格的で、マニュアルを手に入れるために賢威を購入する人もいるほどです。

常にバージョンアップをくりかえし、人気が衰えるどころか圧倒的な実績と信頼でWebマーケティング業界で不動の地位を確立しています。

※賢威8のベータ版も利用可能です

賢威7 ※NEW


テーマ名 賢威7
特徴 2万人がえらんだSEOに強いマニュアル&テンプレートセット
対象レベル 中級者〜上級者
複数サイト ◯ ※1回の購入で複数サイトに利用可能
AMP △ ※自己設置
サポート ユーザー限定サポートフォーラム※運営が回答※過去11年79,000件以上のアーカイブからも検索可能
決済方法 クレジットカード決済 (PayPal)/銀行振込
価格 24,800円(税込)

西村

賢威は一度購入すればバージョンアップ版も無料で利用することができます。現在の最新バージョン賢威7では「PVランキング機能」「共通コンテンツ機能」「キャラ登録機能」など、SEOに強いだけでなく表現方法や使いやすさにもこだわった機能が搭載されています。※当ブログの使用テーマも賢威です!

WING(AFFINGER5)※NEW

WordPressテーマ 「WING(AFFINGER5)」
AFFINGER(アフィンガー)は、アフィリエイトで稼ぐことに特化したWordPressテーマだ。数あるWordPressテーマの中でも絶大な人気を誇るSTINGER(スティンガー)>がベースに、STINGER制作者のアフィリエイトノウハウを詰め込んだアフィリエイター専用テーマ。AFFINGERシリーズの第5世代「WING」は、SEOに強くカスタマイズしやすいSTINGERの強みはそのままに、アフィリエイトに便利なランキングやLP機能が追加された。さらにテーマ管理画面では100項目以上の細かな設定が変更できるようになった。【特典】「STINGERタグ管理プラグイン3」プレゼント中!
テーマ名 WING(AFFINGER5)
特徴 STINGER至上最強。「稼ぐ」に特化したテンプレート
対象レベル 中級者〜上級者
複数サイト ◯ ※1回の購入で複数サイトに利用可能
AMP ◯ ※ページ毎に設定可能
サポート 公式マニュアルサイト※原則としてサポートは無し
決済方法 クレジットカード/銀行振込 (前払い)
価格 14,800円(税込)

 
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まとめ

今回は、複数サイトで使い回しができるWordPressの有料テーマについてまとめた。

最後にもう一度ポイントをおさらいしておこう。

  • 一部のWordPress有料テーマは複数サイトで使い回しができない。
  • 長い目で見れば、複数サイトでの使い回しが許可されているテーマを選んだほうがお得
  • 複数サイトで使い回しができるオススメ有料テーマは「Diver」「賢威」「AFFINGER」

WordPressを長く続けていると、テーマごとにブログを分けたり新しくWebサイトを作りたくなることが誰でも一度はあるものだ。

そんなときも、複数サイトで使い回しができるテーマならドメインさえ用意すればいくらでも作ることができる。

WordPressテーマについてわからないことや気になることがあれば、ぜひお気軽にコメントやメッセージをお送りください。可能な限りお答えさせていただきます。