※このページは2018年12月8日に更新されました

この記事では、「WordPressの有料テーマは企業サイト(コーポレートサイト)にも使えるのか」という疑問に回答する。

さっそく答えをいってしまうと、WordPressの有料テーマを使えば、簡単にビジネス向けの企業サイト(コーポレートサイト)を作ることができる。

のちほどご紹介するが、上場企業のコーポレートサイトの中にも、WordPressで作られたものが数多く存在している。

WordPressは手軽にWebサイトを制作できる便利なCMSだが、ビジネスで使う際には、そのデメリットまで理解した上で制作・運用したい。

そこで今回は、WordPressの有料テーマを使って企業サイト(コーポレート)を作るメリットやデメリット、WordPressで制作された企業サイトの実例などをまとめる。

記事を読んだあとにすぐにWordPressをはじめられるよう、最後にはオススメの有料テーマもご紹介する。

もしオススメのテーマだけを知りたい場合は、目次を使って最下部まで読み飛ばしていただきたい。

あなたにとって最高のWordPressテーマが見つかりますように。

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WordPressで企業サイト(コーポレートサイト)を構築するメリット

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まずは、WordPressの特徴や、企業サイト(コーポレートサイト)をWordPressで作るメリットをご紹介しよう。

WordPressのメリットは更新の手軽さと自動カテゴライズ

WordPressは、ブログやホームページを制作するためのCMS(Content Management System/コンテンツ管理システム)だ。

同じようなCMSはいくつかあるが、WordPressがもっとも人気で、世界中のWebサイトに使われている。

WordPressの一番のメリットは、更新の手軽さと自動カテゴライズ。

WordPressのようなCMSを使わずにホームページ(HTMLサイト)をつくる場合、1ページずつ文章を書いたりコーディングをしたりして、それぞれのページを手動で紐付けていかなければならない。

しかしWordPressで作ったWebサイトは、ブログを書くように簡単にページを追加でき、しかも自動でページを分類・整理してくれる。

新しくページを追加したり不要になったページを削除するのも一発なので、Webにそれほど詳しくない人でも手軽に使えるのがWordPressのメリットだ。

モニュメントのようなホームページにも価値があった

企業サイト(コーポレートサイト)を作るのに、WordPressは必ずしも必須ではない。

ホームページビルダーのような便利な制作補助ツールを使って作ることもできる。

しかしここ数年、WordPressを使って自社サイトを構築する企業が急増している。

なぜ多くの企業がWordPressを使うようになったのだろうか?

それはWordPressが、自社サイトにメディアとしての機能を柔軟に持たせることができるからだ。

メディアとしての機能を持った自社サイトのことを「オウンドメディア」と呼ぶ。

一般的にメディアといえば、テレビやラジオ、雑誌、インターネット上のニュースサイトやWebメディアのことを指す。

どれも変化する情報を継続的に発信する動的な媒体だ。

これらの動的なメディアに対し、従来の企業サイトは静的な媒体だった。

一度作ったらおしまい。

更新するのはお知らせくらい。

アクセスしてきた人に対して、会社の事業内容や住所、電話番号など、決まりきった情報を提供する。

それが、これまでの企業サイトの役割だった。

2000年代以前の、まだホームページを持つことが珍しかった時代には、駅前の銅像やモニュメントのように、インターネット上にホームページが存在していること自体に価値があったのだ。

動的なオウンドメディアが求められる時代

しかし2018年現在、企業がホームページを持つことは、太陽が東からのぼって西にしずむのと同じくらい当たり前のこと。

コーポレートサイトを持たない企業はもはや信用されない時代になった。

あなたも一度は、

「この会社はどんな会社なんだろう?」

と会社名で企業サイトをググった経験があるのではないだろうか。

ホームページを持つのが当たり前の時代においては、ホームページという存在そのものにはほとんど価値はない。

企業サイトの数があまりに多すぎて、モニュメントのようにボーっと突っ立っているホームページでは、インターネットの闇に埋もれてしまうからだ。

ではインターネット上で自社サイトの存在感(プレゼンス)を高め、集客やブランディングに役立てるにはどうすればいいのか?

そこで登場したのが、オウンドメディアだ。

オウンドメディアは、テレビやラジオのような他社の媒体を通してではなく、自社の媒体で価値ある情報やコンテツを発信していく動的なメディアサイトだ。

どの企業もホームページを持つ時代から、どの企業もメディアを持つ時代へと、世の中の流れが変わりつつある。

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアを持つことは、企業にとってどんなメリットがあるだろうか。

オウンドメディアによって、企業はユーザーとコミュニケーションを図ることができる。

従来の企業サイトには、何度も訪れるような意味はなかった。

住所なり電話番号なりを調べるだけ。

ホームページとユーザーは1回こっきりの関係だった。

しかし、コンテンツが活発に更新されるオウンドメディアであれば、ユーザーは何度もサイトへ訪問したいと思う。

何度も訪問して接触頻度が高まれば、ユーザーはその企業のファンになる。

訪問者との親密なコミュニケーションによってファンを生むことができるのが、オウンドメディアの最大のメリットだ。

▽参考リンク(オウンドメディアの成功事例:株式会社LIG)
>>株式会社LIG | 東京都台東区上野発のWeb制作会社、世界へ

また、影響力のあるオウンドメディアを持つことは、経費の削減にもつながる。

自社メディアから顧客を獲得できれば、営業広告費の削減になる。

求人サイトを通さず自社メディアのファンから求人を募集すれば、ブレの少ない的確な人材を獲得できるはずだ。

WordPressはオウンドメディアに最適なCMS

自社のコーポレートサイトにメディアの機能を持たせるメリットについてはご理解いただけたかと思う。

そして、オウンドメディアとしての企業サイトを作るとき、WordPressは最適なCMSだ。

はじめにお話したとおり、WordPressの長所は更新が楽なこと。

個人ブログのように手軽にコンテンツの更新作業ができる。

しかも、更新したページは自動で紐付け、膨大なデータを見事に整理してくれる。

正直、更新をしないのであればわざわざWordPressを使う意味は薄い。

運用管理の手間を大幅に省くことができるWordPressは、サイトの更新頻度が高まるほどその真価を発揮する。

飲食店のホームページや通販サイトもWordPressでつくれる

ここまでオウンドメディアの話題を中心にご紹介してきたが、オウンドメディアを作らなければWordPressを使う意味がないわけではない。

WordPressは飲食店のメニューや商品ページのようなコンテンツも簡単に追加・更新ができ、自動でカテゴライズしてくれる。

たとえば牛丼の松屋のホームページにもWordPressが使われている。

また、商品の入れ替わりが多い通販サイトにもWordPressはオススメだ。

ECカートやBASEなどのショッピングカート機能とWordPressを連携すれば、誰でも簡単に本格的な自社通販サイトを持つことができる。

▽参考リンク(本格通販サイト+メディアを簡単に構築できるWordPressテーマ「ICONIC」)
>>WordPressテーマ「ICONIC」(TCD062)

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WordPressで企業サイト(コーポレートサイト)を構築するデメリット

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ここまでは企業サイト(コーポレートサイト)にWordPressを使うメリットをお伝えしてきたが、WordPressにはまったくリスクがないわけではない。

セキュリティ面の不安

WordPressの一番の懸念材料は、セキュリティ面の不安だ。

WordPressはオープンソースのソフトウェアで、一説には全世界のWebサイトの4分の1がWordPressで作られているという。

オープンソースとは、ソース(source)がオープン(open)している、つまりソースコードが無料で公開されており、誰でも自由に利用や改変をすることができる。

プラグインというWordPressを便利に使うためのパーツは、それぞれ別々の製作者によって作られ、配布されている。

そのためWordPressのセキュリティ面の脆弱性が問題になることがある。

WordPressだから特別危険というわけではないが、悪意のある第三者によりIDやパスワードを盗まれ不正ログインされる可能性もある。

ほかにも勝手にサイトを改変されたり、ウイルスを仕込ませてしまうなどのリスクがあることは理解しておかなければならない。

▽参考リンク(WordPressの脆弱性に関するニュースの一例)
【セキュリティ ニュース】「WordPress」の脆弱性、重要ファイル削除のおそれ – コード実行の可能性も(1ページ目 / 全1ページ):Security NEXT

制作・運用コスト

WordPress自体は無料なので、サーバーとドメインを用意すればすぐにでもはじめることができる。

有料テーマ(テンプレート)だって高くても2〜3万円で購入できるものばかりなので、ランニングコストは非常に低い。

個人事業主や小さな会社であれば、自前でも十分なクオリティのサイトを作ることができるだろう。

ただし、コストが低いのはあくまでも独自で制作・運用をする場合の話。

製作会社に委託する場合、既存のテーマを使っても10万円程〜の費用が発生する。

デザインからオリジナルのテーマを制作する場合はさらに高額になる。

また、運用や保守管理を委託する場合にも、別途費用が発生する。

システムの改修など、場合によっては普通のホームページより費用が掛かる可能性もあるし、WordPressだからといって必ずしも費用が安いわけではない。

多少のWeb知識が必要

社内にWeb担当者がいれば問題ないが、パソコンに詳しい人が1人もいない会社でWordPressを使うのは少し厳しいかもしれない。

いくらWordPressが簡単とはいえ、コンテンツを追加したりデザインをちょこちょこいじったりするのに多少のWeb知識は必要だ。

具体的には、最低限HTMLやCSSなどのマークアップ言語は、(ある程度)理解しておかなければならない。

更新や設定を効率よく行うためには、パソコンのキーボードのショートカットキーなども使いこなしたい。

あとは何より、困ったときにすぐに答えを探せるWebの検索スキルがないと、WordPressを使うのは難しいだろう。

私は初心者にWordPressを教えることがあるが、パソコンに疎い人だとやはり相当苦労している。

少なくともアメブロなどの無料ブログや、TwitterやInstagramなどのSNSと同じノリでは使うことはできない。

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WordPressで制作された企業サイト(コーポレートサイト)の事例

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WordPressを使って制作・運用されている企業サイト・コーポレートサイトの事例を見ていこう。

株式会社ZOZO(ファッション通販/アパレル)

ZOZOはWordPressを利用しています

ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZO(旧社名:スタートトゥデイ)の企業サイトには、WordPressが利用されているようだ。
株式会社ZOZO | ZOZO, Inc.

株式会社松屋フーズホールディングス(飲食)

松屋はWordPressを利用しています

牛丼チェーンの松屋のホームページには、WordPressが利用されているようだ。
松屋フーズ

株式会社博報堂(広告)

博報堂はWordPressを利用しています

広告代理店大手 博報堂の企業サイトには、WordPressが利用されているようだ。
博報堂 HAKUHODO Inc.

ラクスル株式会社(印刷)

ラクスルはWordPressを利用しています

格安印刷通販のラクスル株式会社の企業サイトには、WordPressが利用されているようだ。
ラクスル株式会社 | 仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる。

株式会社カカクコム(食べログ、価格.com/Webサービス)

カカクコムはWordPressを利用しています

食べログや価格.comを運営する株式会社カカクコムの企業サイトには、WordPressが利用されているようだ。
株式会社カカクコム

freee株式会社(クラウド会計ソフトfreee/Webサービス)

freeeはWordPressを利用しています

クラウド会計ソフトのfreeeを提供するfreee株式会社の企業サイトには、WordPressが利用されているようだ。
freee株式会社

東京藝術大学(教育機関)

東京藝術大学はWordPressを利用しています

東京藝術大学のホームページには、WordPressが利用されているようだ。
東京藝術大学

筑波大学(教育機関)

筑波大学はWordPressを利用しています

筑波大学のホームページには、WordPressが利用されているようだ。
筑波大学

さいたまスーパーアリーナ(イベント施設)

さいたまスーパーアリーナはWordPressを利用しています

さいたまスーパーアリーナのホームページには、WordPressが利用されているようだ。
さいたまスーパーアリーナ公式サイト

すみだ水族館(水族館)

すみだ水族館はWordPressを利用しています

すみだ水族館のホームページには、WordPressが利用されているようだ。
すみだ水族館

AppBank(Webメディア/インターネット広告)

AppBankはWordPressを利用しています

AppBank(Webメディア)には、WordPressが利用されているようだ。
AppBank 株式会社

ガジェット通信(Webメディア/インターネット広告)

ガジェット通信はWordPressを利用しています

ガジェット通信(Webメディア)には、WordPressが利用されているようだ。
ガジェット通信 GetNews

その他のWordPress企業サイトの事例

※順不同。2018年11月25日現在の情報です。各企業サイトがWordPressを利用しているかどうかの判断は、IsItWP及びWhat WordPress Theme Is That?を使って調査致しました。内容に関するお問い合わせはお問い合わせよりご連絡ください。

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企業サイト(コーポレートサイト)にオススメなWordPress有料テーマの条件

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企業サイトの事例でご覧いただいたとおり、WordPressを使えば、ごく普通のホームページからWebメディアや通販サイトまで、実にさまざまなWebサイトを作ることができる。

ただし、規模の大きな企業では専任のプログラマーやWebデザイナーなどのWeb担当者がいたり、数十万、数百万円の費用を掛けてオリジナルのテンプレートを制作・運用していることが多い。

「それじゃWeb担当者もいないし費用も掛けられない中小企業や個人事業主は、WordPressでホームページを作れないの?」

そこで、有料テーマの出番だ。

オリジナルのテーマがフルオーダー・スーツなら、有料テーマはセミオーダー。

既製品でありながらWebに詳しくない人でも効率よく使えるように工夫がされており、手軽にカスタマイズをしてオリジナルに近いWebサイトを作れるのがWordPressの有料テーマだ。

ここからは、中小企業や個人事業主が企業サイト用の有料テーマを選ぶときにチェックしたい、3つの条件をご紹介する。

SEOに強い、モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン)なんてのは有料テーマであれば当然にクリアしている。

その上で企業サイトに絶対必要だと私が考える3つの条件だ。

誠実さが伝わるフォーマルなデザイン

WordPressには、有料・無料をあわせれば国内外に何万ものテンプレートが存在する。

派手なデザインのテーマや、最新のグラフィックを取り入れたテーマなど、オシャレなテーマも選び放題。

しかし企業サイトで使うのであれば、お客様に誠実さをアピールすることができるフォーマルなデザインのテーマがオススメだ。

企業名を聞いただけで誰もが知っているような会社であれば、ギミックの効いた奇抜なデザインのWebサイトもおもしろいかもしれない。

でも中小企業や個人事業主なら、シンプルすぎるくらいがちょうどいい。

潜在顧客の信頼を獲得するWordPressテーマを選ぼう。

LPやCTAが簡単に作れる

せっかくWordPressで作る企業サイトは、ただの置き物になってはいけない。

WordPressの最大のメリットである更新や修正の手軽さを活かして、見込み客をきちんと集客できる攻めの媒体を作りたいところだ。

そこで大切になってくるのが、ランディングページ(LP)やコール・トゥ・アクション(CTA)と呼ばれる集客専用のページ。

ランディングページとはセールス専用のページのことで、商品の特徴やお客様の声、FAQ、購入や資料請求用のコンタクトフォームを設置する。

コール・トゥ・アクションは、ページ下部などに設置することで、資料請求やメルマガ登録、無料PDFのダウンロードなど、ユーザーにアクションを促す機能だ。

どちらもWordPressの標準の機能ではないが、Web集客に特化した有料テーマであれば、オリジナルのLPやCTAを手軽に設置することができる。

サポートが充実していて、Web集客やマーケティングに強い

ビジネスでWordPressを利用するのであれば、もしものときのためにサポートが充実している有料テーマを選ぼう。

電話なのかメールなのか、購入後のアフターフォローは受けられるのかなど、サポートの有無は必ず確認しておきたい。

さらに欲をいえば、WebマーケティングやWeb集客に実績のある会社が制作・販売しているテーマであれば、集客に関するアドバイスも受けられる場合がある。

他社のコンサルティングを受ければ数十万円の費用が発生するので、テーマのオプションに集客のサポートが含まれているのであれば、積極的に利用したいところだ。

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企業サイトにオススメなWordPress有料テーマ3選

最後に、現在販売中のWordPressテーマの中で、企業サイト(コーポレート)を作るのにオススメの有料テーマを3つご紹介する。

3つとも、Web集客やWebマーケティングで実績のあるコンサルティング企業が制作・販売するビジネス向けのテンプレートだ。

いづれも高品質な国産テーマなので、ぜひじっくりと比較検討していただきたい。


 
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まとめ

今回は、企業サイト(コーポレートサイト)の制作にオススメのWordPressの有料テーマについてまとめた。

最後にもう一度ポイントをおさらいしておこう。

  • WordPressを使うメリットは、コンテンツの更新が楽で手軽にオウンドメディアを作れるところ
  • セキュリティ面の不安や制作コスト、多少のWeb知識が必要な点は理解しておく必要がある
  • 企業サイトにオススメのWordPress有料テーマは「賢威」「Emanon Pro」「Emanon Business」

オウンドメディアなんていうと身構えてしまうかもしれないが、何にも難しいことはない。

もっとシンプルに、個人ブログを書くようなつもりで気軽に貴社の魅力を発信していただきたい。

WordPressテーマについてわからないことや気になることがあれば、ぜひお気軽にコメントやメッセージをお送りください。可能な限りお答えさせていただきます。