こんにちは、ニシムラ(@nissy421)です。

前回はブログでお金を稼ぐために必要な3つのモノについて解説しました。

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それで「3つのうちの1つは、WordPressですよ」という話でしたよね。

今日は、そのWordPressの特徴や歴史、ビジネスに向いている理由をくわしく解説していきます。

ワードプレス(WordPress)の特徴

WordPressはオープンソースのブログCMS

今回はワードプレス(WordPress)のお話ですね。

Webにくわしくない友達にWordPressっていうと、

「なにそれ?Wordの仲間?」

なんて聞かれるのですが、WordとWordPressはあまり関係ありません。

WordPressは、オープンソース(Open Source)ブログCMSです。

オープンソースというのは「ソース(Source)がオープン(Open)ですよ」という意味。

Sourceというのはソースコード=プログラミング言語のことで、つまり「そのアプリケーションをうごかしているプログラミング言語が無料でWeb上に公開されています」ということなんです。

ソースコードがWeb上に無料で公開されていると、それを自由に使ったり、改造することができるんですよ。

そして、ブログCMS。

CMS(Contents Management System)なんて難しく書いたけど、かんたんにいうと管理システムのことです。

ブログを投稿したり、デザインを変更したり、そういう管理がかんたんにできるアプリのことをWordPressというんですね。

WordPressは無料で使える

さっきも書いたように、WordPressってオープンソースなんです。

オープンソースのアプリって、基本的にだれでも無料で使うことができるんですよ。

「でもアメブロとかLINEブログだって無料じゃん!」

もちろんそうですよね。

でもアメブロのようなブログサービスとWordPressはちょっと違います。

アメブロは、土地付きのおしゃれなお店を無料で貸してくれるイメージ。

それに対してWordPressは、土地なしの質素なお店を無料で提供してくれます。

「じゃあアメブロのほうが得なんじゃない?」

そう思うじゃないですか。

でも、WordPressって世界で一番人気のブログサービスなんです。

世界一人気なのには、それなりの理由があるんですよね。

WordPressは自分だけのブログを持てる

WordPressの一番のメリット、それは世界にたったひとつの自分だけのブログをもつことができること。

アメブロやLINEブログって、企業が提供しているサービスですよね。

あなたはブログを借りている状態。

あくまで所有権は企業側にあります。

だから「壁に穴を開けちゃダメ!」とか「ペットは買っちゃダメ!」なんて細かいルールがあるんですよ。

それにもし企業が、

「このブログ、なんかムカつくなあ。消しちゃえ!」

って突然消されても文句は言えないのです。

(これはかなり極端な例ですが。ホントにそんなことしたら大炎上ですからね)

ではWordPressはというと、土地(サーバー)や住所(ドメイン)は自分で用意して、そこにWordPressというお店を建てます。

だから、ブログはあなたのもの。

壁を壊して暖炉を取り付けようが、ワンちゃんを100匹飼おうが、だれにも文句は言われません。

しかもWordPressは、ブログだけでなく、ホームページもかんたんに作れるんですよ。

だからたとえば牛丼の松屋やクックパッドなど、大手企業のホームページもWordPressで作られているくらい、人気があるサービスなんです。

ワードプレス(WordPress)の歴史

WordPressは2003年に誕生

せっかくなので、WordPressの歴史をすこしお話ししておきましょう。

WordPressは、アメリカで2003年に誕生しました。

WPは、テキサス在住の大学生だったマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)が、当時使っていたオープンソースのブログツール「b2/cafelog」が長らく更新されてないところに不安を覚え、本来の拡張性を持ちつつ、MPのような柔軟性を持ち、Blogger(Googleのブログツール)の設定のしやすさを持つといったb2の改造をブログで広く持ちかけたところ、イギリス在住のマイク・リトル(Mike Little)がそれに賛同し、共に開発を進めて2003年に発表されました。

2004年にMTのシェアを抜き去って以降、ブログツールと言えばWPとなり、オープンソースゆえに多くの人によって次々と機能が加えられ、2008年のバージョン2.6ではブログだけには留まらないCMSとしての地位も確立しました。(Movable TypeとWordPressの歴史 – 99designs Blog

WordPressってアメリカの大学生が作ったんですよね。

当時使っていたブログサービスがずっと更新されていなくて、不安になって自分で作っちゃったんだって。

すごい!

WordPressとMovable Type

実はWordPressが作られた当時、Movable Typeというブログサービスが流行っていたんです。

でもMovable Typeはオープンソースではなく有料のサービスだったため、

「無料でこんな便利なブログ(WordPress)が使えるならこっちのほうがいいや」

と、みんなWordPressを使うようになって人気は逆転してしまいました。

WordPressが日本で流行ったのは2008年から

WordPressが誕生した2003年、日本でもちょうどブログが流行りはじめます。

はてなダイアリー(はてなブログの前身)ライブドアブログ(livedoor Blog)シーサーブログ(Seesaa Blog)のような大手のブログサービスもこの年に誕生しました。

WordPressが日本で流行りはじめたのは、200年頃のこと。

Twitter日本語版がついにスタート、Twitterの普及が一気に進んだ年。ブログに関してはサイバーエージェントのアメブロが、上地雄輔がブログでギネス認定を取るなど勢いを見る一方、ブログサービス老舗であったニフティが次々にサービスを縮小するなど、Twitter大ブームの陰で、ブログ事業者に厳しい時代でもありました。

この年、国内におけるブログブームの火付け役だったシックス・アパートが5周年を迎えパーティーを開催。一方で同年にWordPressのイベント「WordCamp」第1回が開催され、ここから少しずつホスティングブログツールとしての世代交代が進んでいきます。

Facebook日本語版もこの頃スタートし、ザッカーバーグも来日。しかし日本ではTwitterが大ブームであり、Facebookはなかなかブレイクしませんでした。Facebookが日本で人気になるのはもう少し後のお話です。(ブログの歴史を振り返る「ブログ年表」アルファ版公開します – カイ士伝

それまで、Webにくわしい人はMovable Typeを使っていたんですね。

(Movable Typeを開発する会社は現在日本にあって、昔から運営しているブログのなかには、いまだにMovable Typeを使っているものもあります)

しかし2008年の9月に、日本ではじめてWordCampといWordPressのイベントが開催され、WordPressは徐々に注目をあつめていきました。

お金を稼ぐのにWordPressが向いている理由

WordPressは消されない

WordPressは、ブログというビジネスととっても相性がいいんですよね。

さきほどお話したように、WordPressは自分だけのブログです。

だから無料ブログのように、運営会社の判断で突然消される心配がありません。

しかもWordPressはオープンソースなので、世界中のエンジニアが開発に参加していて、セキュリティも非常に高く安心して使えるんですよ。

WordPressは広告が自由

無料ブログの場合、宣伝広告を出すのにいろいろとルールがあるんですね。

たとえばアメブロは一切の広告(Google Adsenseなど)を禁止していますし、ほかの無料ブログでも、広告を貼れる数や場所に制限があるものばかりです。

ブログはメディアビジネスなので、広告が出せないとなると、収入源を絶たれてしまいます。

その点WordPressであれば、自由に広告を出すことができるんですよね。

広告の自由は、ブログでお金を稼ぐためには非常に大切なポイントです。

WordPressは商材がいっぱい

WordPressって、サーバーやドメイン、テンプレートなどを自分でそろえるんですよね。

それぞれお金がかかるわけですが、そのかわり、自分で使って気に入ったサーバーやテンプレートなどの商品やサービスがあれば、それも紹介することができます。

無料ブログよりも商材が多いので、アフィリエイトに向いているんですよね。

実際ボクも、今このブログで使っているサーバーやテンプレートをとても気に入っていて、それをブログで紹介することによって報酬を得ています。

まとめ

今回は、WordPressについて解説しました。

WordPressの魅力が伝わりましたか。

はじめはちょっと面倒くさそうにみえるけど、実はそれ以上のメリットがいっぱいなんですよ。

もし記事を読んでいてわからないことがあれば、ブログのお問い合わせフォームかツイッター(@nissy421)から遠慮なく質問してくださいね!

おしまい。