先月、自宅にひかり回線を引いた。
これまで3年程WiMAXを使ってきたのだけれど、何かと不便を感じるようになってきたため、解約して固定回線に切り替えることにしたのだ。
WiMAXの前にはポケットWi-Fiも使っていたので、モバイルルーター歴はかなり長い。
自宅でも外でも場所を選ばずインターネットが使えるモバイルWi-Fiは、ネットで仕事をしているものには大変心強い存在だ。
動画視聴のあいまに仕事をしているYouTubeのヘビーリスナーや、
「またスマホに通信制限かかった!F○CK!!」
といつも悩んでいるゲームアプリの廃課金ユーザーにももってこいだろう。
私もこれまで途中機種を変更しながら3年以上モバイルルーターにお世話になってきた。
だから別にモバイルWi-Fiをディスりたいわけではない。
それでは、どうして解約することになったのか。
それは、
「もしかしてモバイルWi-Fiって買うより借りたほうがお得なんじゃ?」
という衝撃の事実に気づいてしまったから。
今回は、私がWiMAXを解約した理由=WiMAX購入のデメリットだと感じた5つの点と、デメリットを回避するレンタルWi-Fiというサービスの特徴をご紹介する。
※本記事の内容は、あくまで個人の感想です
ポケットWi-Fi(WiMAX)を買う前に知っておきたい5つの特徴
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi、WiMAX)を買うときには、次の5つの事項が、人によってはデメリットになる可能性があることを知っておきたい。
※ポケットWi-Fiはソフトバンク(ワイモバイル/旧イーモバイル)、WiMAXはau(UQコミュニケーションズ)のモバイルルーターの名称(登録商標)です。
速度が出ない(使えない)リスクがある
モバイルWi-Fiの通信速度については、とくに心配している人が多いと思う。
先日も、モバイルWi-Fiの購入を検討している知人に1日ルーターを貸してみたら、
「遅すぎてまるで使い物にならない!買わなくて正解だった」
と怒りをあらわにしていた。
彼がどんな使い方をしたのかまでは聞かなかったが、速度に関しては、使う場所や時間によってかなり速度に差がある。
都内に住む私が使っていたWX03(WiMAX2+)は、屋外やカフェなどで利用するときには、調子がいいと50〜60Mbpsほど速度が出ることもある。
しかし基本は20〜30Mbpsくらい。
メーカーの期待値は下り最大440Mbpsとなっているが、少なくとも私は3年使ってきて100Mbps以上の速度が出ているのを目撃したことはない。
また建物内で利用する場合、鉄筋のマンションだったり周囲に建物や障害物が多いと、速度がいちじるしく制限される。
窓際に置いたり自作のアンテナをつけたり試行錯誤をしてみたけれど、私の自宅では夜の時間帯(おおむね20時〜24時くらい)に1Mbpsを切ることも珍しくない。
幸いWX03では(繋がりやすさの異なる)2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を使い分けることができるので、自宅では基本的に5GHzを使用し、5G帯に対応していない機器を使うときだけ2.4G帯に切り替えたりしていた。(そもそも5G帯の存在を知らずに使っている人も多い)
それでも私は納得して使っていたのだけれど、(IPv6で常時下り200Mbos以上出る)固定回線を引いて快適さを知ってしまった今ではもう二度と戻れないし、ネットゲームなどをする人にはそもそもモバイルWi-Fiは向いていないと思う。
あとは、田舎で使う場合にも場所によっては注意が必要だ。
一度鹿児島の実家(一軒家)に帰ったときには、WiMAX2+回線(※)がまるで使い物にならずに、スマホのテザリングでしのいだこともある。※オプションでLTE回線(スマホと同じ回線)を利用することもできる
容量制限(速度制限)がある
私はそこまで気にしたことはなかったが、モバイルWi-Fiは混雑緩和のために通信速度の制限が掛かることがある。
たとえばWiMAXでは、公式ページに次のような注意事項が書かれている。
混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)があります。
ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、
ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限対象となります。引用元:【公式】UQ WiMAX
ハイスピードプラスエリアモードは、月1,005円を払うことで、月間7GBまでLTE回線の通信を利用することができるWiMAXのオプションサービスだ。(3年プランは無料)
田舎にいってWiMAX 2+回線が使えないときなどは大変心強い。
ただし、「ハイスピードプラスエリアモードを7GB以上使うと、WiMAX 2+回線にも通信制限が掛かって遅くなりますよ」という内容が上の文言には書かれているので注意が必要。
LTE回線はスマホのように一広いエリアで安定してつかえるので大変便利なのだけれど、7GB制限が気になって迂闊に使えないのがネックだ。
契約縛りがある
これは固定回線にもいえることだが、モバイルWi-Fiには2年ないし3年の契約縛りがある。
もうずっと使うことが確定しているのであれば問題ないが、恐いのがライフスタイルの変化だ。
要するに、生活が変化してWiMAXやポケットWi-Fiを使わなくなってしまっても、簡単には解約できないということ。
たとえば引っ越したときに、
- 引越し先で速度が出なかったり通信ができなくて使い物にならない
- マンションに無料Wi-Fiが設置されていた
なんていうのはよくある話だ。
私の場合、主にPCを利用するときにWiMAXを使っていたが、日常の行動範囲の中(職場やカフェ)にWi-Fiが完備されていて、外で使う理由がなくなってしまった。
(ゲームをしたりしてスマホの通信制限に悩んでいる人には便利かもしれない。私は格安SIMだしそもそもスマホをそれほど使わないので、本当にWiMAXが不要になってしまった)
それでWiMAXを持ち歩くこともなくなって、ずっと家に置いていたのだけれど、
「家では速度が出ないし、月1,000円くらい高くなっても固定回線を引いたほうがよっぽど便利なんじゃないか」
ということに気づいて、WiMAXをやめるという結論に至った。
解約違約金がかかる
契約縛りと関連して、契約期間外で解約する場合には、利用期間によって1~2万円ほどの違約金が発生する。
実は私はWiMAXを解約することに決めたが、実際にはまだ解約していない。
解約月まで待ってから解約したほうが少し安くなるからだ。
具体的には、私の場合、解約月以外だと19,000円。
解約月なら14,000円の違約金がかかる。
ただし待っている間も月額費用は発生するので、実質ほとんど費用は変わらない。
よく確認しないのが悪いといわれればそれまでだが、こんなに高いとは思っていなかった。
違約金は会社によって違うので、契約するときには違約金の金額や期間まできちんとチェックしたほうがいい。
端末費用がかかる
モバイルWi-Fiの解約違約金はスマホなどに比べて高い。
それは、スマホのような割賦販売ではないので、モバイルルーターの費用が違約金に上乗せされるようなイメージで価格が設定されているからだ。
モバイルルーターがどれも数百円〜数千円で販売しているのはこのため。
モバイルルーターは契約した瞬間に自分のものになるし、割賦販売のように「端末費用の残額を一括で払え」という話にはならないが、その分違約金が高いのは覚悟しておかなければならない。
モバイルWi-Fiをレンタルする(借りる)メリット
ここまでモバイルWi-Fiを買う5つのデメリットをご紹介したが、モバイルWi-Fiはわざわざ購入しなくても利用することができる。
モバイルWi-Fiのレンタルサービスを使って借りてしまえばいい。
※ただし、一日中YouTubeを観たりアプリゲームをやっていて、いつも通信制限に悩まされているスマホ依存症のあなたにはレンタルWi-Fiはまったく向かないので、素直にモバイルルーターを購入してください。
まず前提として、一般的なレンタルWi-Fiは、
- 1ヶ月レンタルした場合、購入した場合の月額料金より割高になる
- レンタル時に配送料がかかる
- 延滞金がかかる場合がある
- 端末は新品ではない
といったようなデメリットがある。
それを納得したうえで利用するのであれば、使い方によってはWi-Fiを買う5つのデメリットをほとんど解決できるかもしれない。
1 速度が出ない(使えない)リスクがある
2 容量制限(速度制限)がある
3 契約縛りがある
4 解約違約金がかかる
5 端末代がかかる
ためしにJ-WiFiというサービスを例にとり、レンタルWi-Fiの特徴を見てみよう。
まずレンタルWi-Fiでは、契約縛りがない。
縛りがないので、当然、解約違約金も発生しない。
レンタルなので、端末費用や契約時の事務手数料も不要だ。
容量制限(速度制限)に関しては、実際にJ-WiFiに電話で問い合わせてみた。
回答によれば、(ソフトバンクなら)1日3GB、(au/WiMAXなら)3日で10GBのように、端末によって定められた容量を超えると、一時的に速度制限がかかることがあるそうだ。
ただしレンタルなので、制限がかかった段階で返却するという選択肢もある。
たとえばWiMAXのLTEモードは1ヶ月に7Gの制限があるが、レンタル期間が3日でも同じように7G使うことができる。
だからLTE回線しか使えない田舎に2〜3日旅行するなんてときにも安心だろう。
速度が出ないリスクについても、レンタルなので使ってみて遅ければすぐに返却してしまえばいい。
多少の出費はあるが、使い物にならないモバイルルーターも2年も3年も持ち続けるリスクに比べれば微々たるものだ。
レンタルWi-Fiが約立つシーン
さまざまなメリットがあるレンタルWi-Fiだが、どんな場面での利用が考えられるだろうか。
- 引っ越しをして固定回線が開通するまでの間だけ使いたい
- 海外在住で日本へ一時帰国したときに空港で受け取って使いたい
- 出張や国内旅行のおともに使いたい
- 気になっている機種の使い心地を試してみたい
- 自宅でWi-Fiの速度が出るか試してみたい
- 実家に帰省する間だけ使いたい
- コミケや屋外ライブイベントの開催期間中だけ使いたい
- 入院中、病院で使いたい
- 家を建て替える期間だけ使いたい
- モバイルWi-Fiナンパでモテたい
- モバイルWi-Fiダイエットで痩せたい
- モバイルWi-Fi貯金でお金持ちになりたい、etc…
思いつく限りの場面を並べてみたが、ほかにもあなたのライフフランにあわせてさまざまなシーンで利用できるはずだ。
レンタルWi-Fiなら「J-WiFi」がオススメ

繰り返しになるが、ガチンコでWi-Fiを使いたい人にはレンタルWi-Fiは向かない。(というかモバイルWi-Fi自体が向かない)
その上でなおレンタルWi-Fiに興味をお持ちのあなたへ、数あるレンタルWi-Fiのサービスの中から、今回はひとつ「J-WiFi」というサービスをご紹介したい。
>>即日対応!業界最安値のWi-Fiルーター!【J-WiFi】

現在1000円offキャンペーンを開催中のJ-WiFiは、業界最安値でモバイルルーターをレンタルすることができる。(一日161円〜)
「ソフトバンク HW601」「WiMAX W04」「WiMAX HOME L01」の最新機種から好きなタイプを選べるのも魅力だ。

私は今回HW601をお借りしたが、先日まで使っていたWX03と比較して、タッチパネルの操作性がとにかく抜群だった。
決してWiMAXが使いづらいわけではないが、初心者でも直感的に使えるのはHW601なので、「はじめて使う」とか「操作に自信がない」人には、HW601をオススメする。
一応、自宅での速度も計測してみた。(時間は朝5時です。夜行性ですすみません)
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[aside type=”boader”]■レンタルしたHW601の速度
下り:34.67Mbps
上り:5.99Mbps[/aside]
自前のWX03(ハイパフォーマンスモード)と比較してみると、原因は不明だが上りの速度に大きな差が出た。
[aside type=”boader”] ■同時間帯のWX03の速度
下り:32Mbps
上り:0.63Mbps[/aside]
ちなみに公称では、
[aside type=”boader”]
■HW601
下り:最大612Mbps
上り:最大37.5Mbps
■WX03
下り:最大440Mbps
上り:最大30Mbps[/aside]
となっている。
この数値が遅いと感じるか、速いと感じるかはあなた次第。
そもそも速度にこだわるなら、モバイルルーターは使わないほうがいい。
モバイルルーターはあくまで
「動画やネットサーフィンが普通に楽しめればいい」
という人のためのWi-Fiだと、個人的には思っている。
>>本人確認不要!業界最安値のWi-Fiルーター!【J-WiFi】
まとめ
最後にもう一度、この記事の要点をまとめておこう。
- モバイルWi-Fiには、使う人によってはデメリットもある
- 速度が出ないリスク、容量制限、契約縛り、解約違約金、端末費用にとくに注意が必要
- Wi-Fiを買う以外にも、レンタルWi-Fiという選択肢もある
私はこれまで外に行くときにはWiMAXが手放せなかったが、レンタルWi-Fiの存在を知って、
「何かあったらレンタルすればいいや」
と、安心して固定回線に乗り換えることができた。
今すぐ使う予定がなくても、J-WiFiのようなモバイルルータのレンタルサービスがあることは、知っておいて損はないだろう。
[btn class=”lightning big”]契約縛り、端末代金無しのWiFiルーター!【J-WiFi】
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