これまで自宅でChromebookを使うときには、HDMIで外付けのモニターに画面を拡張して、Chromebookの背後にモニターがある状態で使ってきた。

これだけでも十分便利なのだけれど、モニターの一部がいつもC302CAの背後に隠れていて、たとえば下側のシェルフ(メニューバー)からアプリを開いたり、フル画面で映像を楽しむときにはいちいちC303CAを半閉じにする必要があった。

せっかく2画面使えるのに、これではもったいない。

そんなわけで、外付けのキーボード使って、C303CAと外付けモニタを左右に配置した仮想デスクトップ環境を構築することに。

Chromebook用の外付けキーボードはない?

仮想デスクトップ環境を作るにあたってまず必要になってくるのが外付けのキーボードだ。

ChromebookのキーボードはWindowsやMac用のキーボードとは少し配列が異なる。

F1~F12のファンクションキーもなくて、代わりに機能を表すアイコンが書かれたボタンがついている。

だから、できればChromebook用のキーボードにしようと思ってAmazonで探してみたのだけれど、どうやらChromebook専用の外付けキーボードというものはないらしい。

正確には、存在はしている。

Chromebox用のキーボードだってあるし、米国のAmazon.comのほうへ行けばいくつかの商品が出てくる。

しかし日本語配列で、しかもテンキーがついているChrome配列のキーボードとなると、なかなかどうして見つからない。

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[かぶ] もしかしたら今後ニーズがあるかもしれない「Chrome OS用日本語配列」無線キーボード&マウス。
△おふぃすかぶさんがブログで紹介した途端在庫切れになった、Chrome OS用の日本語配列無線キーボード&マウス。マイノリティだけれども需要はたしかに存在する。
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それでだんだんと面倒くさくなってきてしまったこともあり、とりあえず手頃なJISキーボードを購入して使い勝手を試してみることにした。

購入したのはこちら。

ロジクールのUnifyingレシーバーという小型USBレシーバーで接続するタイプの無線キーボードだ。

ロジクールのワイヤレスキーボード

ロジクールのワイヤレスキーボード

ロジクールのワイヤレスキーボード

ロジクールのワイヤレスキーボード

ロジクールのワイヤレスキーボード
ただしC302CAでは、そのままではこのキーボードが使えない。

C302CAのポートはUSB Type Cなので、通常のUSBを使うためには変換用のハブが必要になる。

USBのほかに、外付けモニタ用のHDMIやカメラのSDカードも挿すので、マルチタイプのハブを購入した。

USB Type Cのマルチハブ

USB Type Cのマルチハブ

USB Type Cのマルチハブ

USB Type Cのマルチハブ

USB Type Cのマルチハブ

※個人的に、このマルチハブに関してあまりオススメはしない。発火するのではないかと思うくらい熱の持ち方が尋常ではなく、使用して1週間で頻繁にノイズも入るようになった。氷で冷やしたり音声はC302CA側で出力して騙し騙し使っているが、近々もう少しいいモノに買い換える予定。

Chromebookの仮想デスクトップ環境が完成

Chromebookの仮想デスクトップ環境が完成

かくして、外付けキーボートとマルチハブによるChromebookの簡易デスクトップ環境が完成した。

横に並べるだけでも机がずいぶん広く使えて快適だ。

Chromebookで出来ない作業用に、右サイドにWindows機を常備するスペースもできた。

ただしまったく問題がないわけではない。

本来はC302CAのキーボードを裏返して、タブレットスタイルで使う予定だった。

キーボードがなくなれば机がさらにスッキリすると思っていた。

ところがキーボードを裏返すと、なぜか画面拡張がうまくいかなくなってしまうのだ。

C302CA側でも外付けモニタ側でも、ブラウザが全画面で固定されてしまう。

MacやWindows10のようにデスクトップの切り替えができればそれでも問題ないのだけれど、ひとつのデスクトップに何枚もブラウザを開いている今の作業環境でこのエラーは致命的だ。

いろいろ設定をいじってみたのだけれど、まったく解決の糸口も掴めず断念。

少しかさばるけれども実用には問題がないので、ひとまずキーボードを2つ並べて使うことにした。

USキーボードとJISキーボードは配列が違う

ロジクールのワイヤレスキーボード

ボクはC302CAをバリバリ外に持ち歩いているので、家ではJISキーボードを、外ではUSキーボードを使うことになった。

そもそもUSキーボードとJISキーボードは配列が違うし、今回はChrome OS用のUSキーボードと一般用のJISキーボードなのでなおさら配列が異なる。

さてどうするか。

両方に対応した設定があれば一番なのだけれど、何度か使ってみて、家と外で設定を変えるという使い方に落ち着いた。

外でC302CA単体を使うときには、Chrome OSのUSキーボードの設定で。

自宅で仮想デスクトップとして使うときには、Chrome OSのJISキーボードの設定で。

Win用のキーボードならWindows OSのJISキーボードの設定で使うのがベストなのだけれど、たとえばPrint ScreenやWinキーなど、Windows用のキーに対応していないので仕方がない。

ファンクションキーがどの機能に対応しているかいちいち迷うし、正直ちょっと面倒くさい。

でも昼の仕事ではWindows機を使っているし、指の動かし方が変わるので脳トレにもなる気がする。

Chrome OSのUSキーボードとJISキーボードを切り替える方法

具体的には、入力方法の設定を変えることでUSとJISを切り替えることができる。

設定言語と入力入力方法入力方法を管理で、

Chorme OSのJISキーボード設定で使うときは、

日本語キーボード」と「Google日本語入力(日本語キーボード用)」の2ヶ所にチェックを入れる。

Chromebookの入力言語設定

Chrome OSのUSキーボード設定で使うときは、

英語(米国)のキーボード」と「Google日本語入力(USキーボード用)」の2ヶ所にチェックを入れる。

Chromebookの入力言語設定

それだけ。

まとめ

メイ 1808
今回はかなりマニアックな事例なので、意味の分からない人には「何言ってんだこいつ」状態だったかもしれない。

正直なところ毎回設定を切り替えるのは面倒くさいし、かなり非効率なことをしているのは自覚している。

「Chrome OSでデスクトップ使いたいなら素直にChromebox買えよ!」だし、確実にもっといいやり方があるはずだ。

でも、それじゃロマンがない。

こうやって解決方法がわからず悩めるのもChromebookの楽しみのひとつなので、これからも試行錯誤しながら上手に付き合っていこうと思う。