・未婚の独身男性は引け目や劣等感を感じている
・克服するにはさっさと結婚するか、自分を認めるか
・言葉を変えると世界が変わる
「嫁さんは連れて帰ってこんのか?」
「早く孫の顔が見たいねえ」
実家に帰るたびにいわれるので、苦笑いもすっかり板についてきた。
うんうんと共感している独身貴族の読者様も多いんじゃないか。
あなたは、独身であることに負い目を感じていないだろうか?
ボクは同世代の左手の薬指にキラリと光る結婚指輪を見るたびに、
この人も家庭を持っているのか
と、未婚の自分に強い引け目を感じてしまう。
自分が不幸だとは思っていない。
家に帰れば愛猫が待っているし、さして寂しいとも思わない。
だけど結婚に対する劣等感を拭いきれない自分がいる。
「この年で結婚してないってことはこの人には何かあるに違いない」
実際に何かあるから結婚してないのかもしれないけど、そんな幻聴が聞こえてくるくらいには心に闇を抱えている。
心の闇に巣食う劣等感を克服する方法は2つしかない。
さっさと結婚するか?未婚の自分を認めるか?
劣等感を克服するためには、劣等感のある部分を無くすか認めるかの2択を選ばなくちゃいけない。
太っていることに劣等感を持っているなら、ダイエットをして痩せるか、開き直ってデブを楽しむか。
年収が低いなら、なりふり構わず稼ぐか、清貧を貫くか。
結婚に対する劣等感を克服したいなら、
さっさと結婚するか
独身の自分を認めるか
の2択だ。
仕方なく諦めるのと、積極的に認めるのとでは全然違う。
「さっさと結婚できないから悩んでるんじゃないか!」
なるほどたしかにその通り。
でもそれって、まだ本気で結婚したいと思っていないんだよ。
もう婚活パーティーには参加した?
結婚相談所には登録した?
合コンや飲み会には積極的に参加してる?
ボクは去年の9月にはじめて婚活パーティーに参加したんだけど、強烈なアウェー感にいたたまれなくなった。
全体的に年齢層が高かったっていうのもあるし、結婚に対する熱量がボクにはまだ足りないなあって。
ああいうのは冷やかしでいくもんじゃない。
年収が低いから結婚できない
コミュ障だから結婚できない
みんないろんな事情はあると思うけど、今の世の中(相手を選ばず)本気で結婚しようと思ったらいくらでも方法はあるんじゃないかな。
少なくともボクは親に孫の顔を見せたいという気持ちこそあれど、この人と結婚したいという相手もいなければ、結婚生活に対する憧れも今のところ持っていない。
本音をいえば、ひとり暮らしってお気楽なんですもの。
言葉を変えれば世界が変わる
結局、ボクはボクの人生を生きるしかない。
「もっとお金持ちの家に生まれたらなあ」
「もっと身長が高ければなあ」
無いものねだりをしたって、何の解決にもならない。
みんなそれぞれの境遇で、悩みや苦しみを抱えてる。
ボクはボクの人生を最高に楽しむしかない。
どうすれば、自分の人生は楽しくなるんだろう?
言葉には、目の前に広がる世界を変える力があると思っている。
今、ボクの目の前に広がっている世界って、ボクの眼というフィルターを通して見た主観的な世界なんだよね。
あなたの世界もそう。
誰一人、客観的な世界を見ることはできない。
だから他者に見えてる世界を変えることはできないけど、自分が見ている世界なら変えることができる。
最近「ツイてる」って言葉をよく口にしている。
思ってもないことを口にするのって、最初は結構しんどいんだよね。
それでも我慢してツイてるツイてるっていってると、変な気持ちになってくる。
「オレってなんでついてるんだっけ?」
どうやら脳が自分の発した言葉を理解しようとしているらしい。
そうすると今度は自然と答えを探してる。
「今日天気がよくてツイてるかも」
「仕事が早く片付いた!ツイてる!」
「独身だから時間を自由に使えてツイてるなあ」
なんてやっているとテンションがあがって楽しい気持ちになってくるから不思議だ。
別にスピリチュアル女子が好きそうな怪しい話をしているわけじゃないし、
くだらない。バカじゃないの?
って思う人はそれでもいいけど。
不幸や劣等感のフィルターを取り除いて世界を見てみたいなら、騙されたと思って試してみてほしい。
追伸
ボクは猫を飼っているんですが、猫ってイタズラが大好きなんですよね。
机の上のものを全部床に落としたり、壁をガリガリやったり、ときには拗ねて布団にうんちをしてみたり・・・。
でも猫がどんなイタズラをしても「しょーがないなあ」ってニヤニヤ許しちゃうんですよね。
だってかわいいんだもん。
きっと結婚して子供ができても同じように溺愛しちゃうんだろうなあ。
(Photo by josealbafotos)