by ニシムラケイイチ
大晦日ですね。来年の目標は決まりましたか?
私は2018年、「Chromebook」というキーワードで検索1位を狙いに行きます。ガチです。
なぜChromebookのことばかりブログで発信するのか
最近、当ブログではGoogleのChromebookのことばかり発信している。
ボクの目標は、”旅と読書に生きる文筆家“であるし、旅や読書、アート、文学と相性のいいブログタイトルということで「純喫茶ニシムラ」を冠した。IT関連の話題であるChromebookは、ブログのコンセプトと大きくズレている。
ではなぜ、Chromebookなのか。
きっかけは、先日行われたブログパートナーシップの2回目のMTG。jMatsuzakiさんらと当ブログでChromebook関連の記事を書く必然性について話し合う中で、しばらくChromebookに偏ることを決めた。
自分にとってのChromebookの立ち位置や関わり方について、今ボクが考えていることをシェアしたい。
ボクにとってのChromebookは執筆のための最良のパートナー
ボクにとって、Chromebookは執筆のための最良のパートナーだ。
ニシムラケイイチというこのブログの著者は、Webで文章を書くためのツールとしてWindowsでもMacでもなく、ChromebookというPCを選択した。そして、より快適でストレスのない極上の執筆環境を求めて、日夜Chromebookを研究している。
研究の過程をブログに書くことで、自分の知識や技術のブラッシュアップになるし、これからブロガーやWebライターを目指す後身の役に立つことがあるかもしれない。
それが、ボクがChromebookを発信する理由だ。
ボクはChromebookオタクではなく、Chromebookによる執筆を最適化させる知識や技術のオタクであるという立ち位置は明確にしておきたい。
ニッチを極めて検索1位を狙う
Chromebookについて書き続けることには、もうひとつ大きな戦略がある。
それは、「Chromebook」という単体の検索ワードで1位を取ることだ。
現在ノートPCといえばWindows機やSurfaceやMacbookが主流であり、Chromebookはまだまだ知らない人も多い。家電店で実機にお目に掛かれることは稀だ。
しかしChromebookというニッチな製品のオタクになって検索1位を取ることで、検索流入と同時にWebにおけるオーソリティ(権威)を獲得することができる。どんなにニッチでもいいから、1位を取ることで「Chromebookといえばニシムラさんのところ」という認知を得られる。
2位じゃダメなんですか!!!!????
2位じゃダメ。1位でなければ意味がないのだ。
もちろんいくらニッチとはいえ、Chromebookという検索ワードでの競合は多い。企業の運営するメディアも強いし、たとえば「おふぃすかぶ.jp」さんのような企業メディアを圧倒する個人ブログも多数存在する。
まあだから狙って簡単に取れるものでもないのだけれども。それでいいのだ。挑戦することに意味がある。1位じゃなきゃダメだけど、1位じゃなくてもダメじゃない。せめて1ページ目に食い込みたい。
過去にはChromebookの専門サイトを立ち上げようかと思ったこともあったのだが、”Chromebookはこのまま流行ることなく廃れる”という噂などもあって、今ひとつ踏み出せずにいた。でも先月、CPUにIntelのCore m3を積んだASUSのChromebook Flip(C302CA)を購入して確信した。
Chromebookはこれから売れる。いや、ボクが売ってみせる。
ちなみに現在、Google Search Consoleの分析によれば、Chromebook単体での当ブログの検索順位は23.5位。記事数はこの記事の含めて18。前述のおふぃすかぶさんが350記事以上書かれていることを鑑みれば、まあ狙えないこともないのかなと思っている。
AppBankのパズドラ戦略にみるニッチを極める衝撃
Web上でニッチを極めることがいかに大切かを教えてくれる好例がある。
YouTuberとしても活躍するマックスむらいこと村井智建氏が創業した上場企業、株式会社AppBank。
世間ではパスドラやモンストの人気に便乗してYouTubeのゲーム実況で人気を得たと思われているAppBankだが、実情は少し違う。
2008年にiPhoneが日本に上陸したとき、
iPhoneはインターネットそのものだ。3秒以内に世界とつながるデバイスによって、PCで起こっていたビジネスは数年後にはすべてココに移る!
と衝撃を受けた村井は、同級生の宮下泰明氏とともにiPhoneのWebサイトを作ろうと思い立った。そして2008年10月6日に、Appleと(当時iPhoneを販売していたキャリアの)SoftBankを合わた造語”AppBank”を冠したWebサイトが開設された。
AppBankは今では多くのライターを抱え実店舗やアプリももつ巨大メディアだが、当初はよくあるブログ型のWebサイトだった。おそらく現在でいう「gori.me(ゴリミー)」さんなどが近いのだと思うが、iPhoneアプリの紹介記事を量産することで人気を獲得し、2010年にアルファブロガー・アワードも受賞している。(同年の受賞ブログにはほかに、Webクリエイターズボックス、ギズモード・ジャパン、デイリーポータルZなどがある)
▽参考
アルファブロガー・アワード2010 受賞者発表 | Alpha Bloggers
AppBankは開設から3年ほどはiPhoneアプリやiPhoneグッズのアフィリエイトによって莫大な収益を上げていたが、無料アプリ(アプリ内課金)の登場でアフィリエイトはオワコン化していった。そしてちょうどその頃、スマホゲームアプリの「パズル&ドラゴンズ(通称バズドラ)」がオンラインゲーム会社のガンホーよりリリースされる。2012年2月20日のことだ。
AppBankはパズドラの攻略記事を量産したのだが、それはパズドラがヒットしていたからではない。当時AppStoreのトップセールスの1位~50位までをカードソーシャルアプリが独占している状況を悲観した村井と宮下は、AppBankの撤退も考えていた。そんなとき、ハドソンからガンホーへ転職した山本大介氏よりたまたまとあるアプリのレビューを依頼される。それがパスドラだった。
アプリを見た瞬間、
コレダ!!これがヒットすれば、スマホアプリのすべての文脈が変わる。まちがいなくスマホがゲーム機として戦えるようになる。
そう確信したふたりは、「オレたちは絶対にパズドラをヒットさせるんだ!」と、まだ誰も注目していない段階から、頼まれてもいないのに勝手にパズドラの記事を書きまくった。結果、iPhoneのAppBankは、パズドラのAppBankとしてアプリの人気に比例してオーソリティを獲得していき、最終的に月間1億PVを稼ぐモンスターサイトへと成長した。
現在はスマホでゲームをするのが当然だが、当時はゲーム機 = PSPやDSであって、スマホはゲーム機ではなかった。時代を先どるセンスと圧倒的なスピード感によってAppBankは成功したのだ。(余談だが、ボクはガラケー時代にネバーワールドというオンラインRPGゲームにハマっていた。戦うにも移動するのにもすべての行動につき1ページずつ切り替わる、今考えるとおぞましく面倒くさいゲームだった。それを考えるとスマホはホントに素晴らしい)
▽マックスむらいさんのAppBank起業物語はこちら
Chromebookで検索1位を取るための具体的な戦略
Chromebookで検索1位を取るために、具体的にどのような戦略を取っていくのか。
やり方は基本的にこれまでと変わらない。まずはChromebookというニッチな舞台で戦える本気の1記事を書く。そして、回遊率を意識しながら2語、3語のキーワードをひとつずつ攻略していき、記事の評価を高めていく。いわゆるランチェスター戦略だ。
実はこのやり方で、比較的ボリュームの大きい2語のキーワードで1ページ目に2記事を入れて月5万円以上の収益をあげたこともあるが、単体のキーワードで1位というのはまだ経験がない。でもそれはやり方が悪かったわけではなく、中途半端なだけだったと思っている。極論だが、1位を取るまで続ければ、決して失敗することはない。
当ブログの目的地はあくまで旅や読書、文学やアート、歴史などをテーマにしたゴリゴリのメディアだ。しかし吉田ルートから登ろうが御殿場ルートから登ろうが富士山の山頂にたどり着くように、メディア運営者であるボクの想いがブレることなくきちんと立っていれば、いつか必ず目的地にたどり着けるはず。
おしまい。
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