「ザ・ファブル」速すぎてカメラが追えない岡田准一の超絶アクション

岡田くん、老けたなあ。

いや、ディズじゃない。全然ディスじゃない。むしろファボ。

たぶん髪型のせいもあるだろうし役作りもしたんだと思うけど、もっと顔がシュッとしたイメージだったから貫禄があってびっくりしただけ。

そしてキレッキレのアクションシーンに二度びっくり。

「ザ・ファブル」速すぎてカメラが追えない岡田准一の超絶アクション

7月2日に『ザ・ファブル』を観てきた。ユナイテッド・シネマとしまえんにて。

ボクはヒューマンドラマとかロードムービーとかラブストーリーが好きで、現代アクションやSFはほとんど見ない。

でもキネマ旬報のインタビューを読んでから無性に気になっていた作品だ。

(もし本作を観るなら、岡田くんや江口監督が本作に掛ける熱い想いを語っているインタビューも合わせて読むのがオススメ)

そういえば最後に岡田くんをスクリーンで見たのっていつだっけ?

2014年の蜩ノ記あたりかな?

「関ヶ原」、「軍師官兵衛」、「天地明察」、「散り椿」・・・。

岡田准一といえばどうしても時代劇や殺陣のイメージが強いから、冒頭から激しいアクションを繰り広げるプロの殺し屋の役柄は新鮮だった。

「SP」シリーズや「図書館戦争」シリーズで身体能力とアクションセンスの高さを評価される岡田准一の、待望の現代アクション。

「ボーン・アイデンティティ」や「96時間」を手がけ、本作にも参加しているファイトコレオブラファーのアラン・フィグラルズが、

「ここまでスピーディーに動ける俳優は見たことがない」

と絶賛し、

カメラマンに「速すぎて追えないからもう少しゆっくり動いて」と言わせるほどの超絶アクションが何よりの見どころだ。

あと、ミサキ役の山本美月さん?

最近の女優さんに疎くて全然存じ上げなかったけど、スタイルいいしエロかわいい素敵だった。

ストーリーは作品のサブタイトルそのままだ。

絶対に殺してはいけない殺し屋

どんな相手も6秒以内に殺すファブルと呼ばれる伝説の殺し屋が、訳あって誰一人殺さずに1年間普通の一般人として生活することになった。

「るろうに剣心」の緋村剣心は、自らの意志で殺さずの誓いを立て人斬り抜刀斎を捨てたが、同じ殺さずの誓いでもファブルの場合はボスとの誓いだ。

「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」

それがボス(佐藤浩市)からの指令。

しかし子供のころから殺し屋の英才教育を受けてきた人間がそんなに簡単に一般人になれるわけもなく。

第一まわりが伝説の殺し屋をまわりがほっとかない。

そんなわけでファブルは次々とトラブルに巻き込まれていく。

ざっくりそんなストーリー。

原作はヤングマガジンで連載中の”今いちばんおもしろい”人気コミックらしい。

さらに主題歌はレディー・ガガ。

それと本作はコメディー要素も多かった。

ジャッカル富岡(宮川大輔)の寒いギャグで爆笑するシーンとか、大真面目にズレてる言動をするシーンとか、まるで木更津キャッツアイのぶっさんを見てるみたいで、懐かしく感じられてほっこりした。

あと個人的には、佐藤二朗さんや安田顕さんなど大好きな役者さんが出ていたのもツボ。

ヤスケンはどこまでも硬派で、いつふざけるのかと期待していたが、最後まで弟分を思う情に厚い男を演じきった。

「水曜どうでしょう」の牛乳一気飲みのシーン(甘いもの国盗り合戦)を思いだして思わずニヤニヤしてしまった。

「ザ・ファブル」の作品情報

作品タイトル ザ・ファブル
キャスト 岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥ほか
監督 江口カン
脚本 渡辺雄介
原作 南勝久「ザ・ファブル」
主題歌 「ボーン・ディス・ウェイ」
劇場公開日 2019年6月21日
上映時間 123分
公式サイト 映画『ザ・ファブル』 公式サイト
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