・ムダな時間をなすくためにTaskChuteで時間管理をはじめた
・タスク管理+時間管理ができるのがTaskChuteの醍醐味
・TaskChute CloudならPCでもスマホでも手軽に記録できる
控えめにいって、ボクはだらしがない。
ずぼらでいい加減だし、放っておけばほとんど際限なくぐうたらダラダラしている。
でも、決してそんな自分を良しとしているわけではない。
できることならダラダラと過ごすムダな時間は、余すところなく自分の人生から排除したいと願っている。
というわけで、1週間ほど前からTaskChute Cloudを使って行動ログを記録している。
行動を点で捉えるタスク管理ツールの限界
TaskChuteがこのブログにはじめて登場したのが2017年12月22日なので、TaskChuteの存在を知ってからすでに1年以上が経過している。
当時は数ヶ月間使ってみたものの、はじめてツールでタスク管理をする自分にはちょっとレベルが高すぎる、もとい面倒くさいと感じてすっかりやめてしまっていた。
そのあとTodoistやTrello、Wunderlistなどいつくかのツールを使ったりやめたりを繰り返してきた。
最近はもっぱらTodoistでタスクに優先順位をつけて消化していくスタイルに。
Todoistはチェックをいれるだけで手軽に使え、プレミアム版ならリマインダーやコメント機能もあるのでたしかに便利だ。
ただし、それぞれのタスク(行動)を点で捉えているので、タスクごとの時間を管理するという概念はない。
本気でムダな時間を減らそうと思ったら、行動を点ではなく線(時間)で管理するツールが必要なんじゃないか。
もしかしたらボクが知らないだけでほかにも似たようなツールがあるのかもしれないが、タスク管理+時間管理(=タイムトラッキング)をしようと思ったら、やはりTaskChute以外の選択肢は考えられないだろう。
タイムトラッキング(時間管理)でムダな時間を見える化する
TaskChuteは、タスクの開始時間と終了時間をリアルタイムで記録していくタスク管理スツールだ。
通常のタスク管理に加え、時間管理(タイムトラッキング、タイムレコーディング)の機能が備わっている点で、ほかのタスク管理ツールとは一線を画する。
リアルタイムで時間を記録していくのは慣れるまでは大変で、ボクが1年前にTaskChuteで挫折したのは、まさにこの時間管理でつまづいたのが理由だった。
「このタスクは何時からはじめたんだっけ?」
「何分くらい時間が経ったか忘れた!」
つい記録を後回しにして、何を何時から何時までやったかなんてすっかり忘れてしまうことが多かった。
というか、正直なところ今でも忘れてしまってあとからまとめて記録することは多い。
でも、あまり細かく考えすぎるのはやめにした。
いくら時間を正確に記録しようとしたって限界があるわけで、アバウトさに対するフラストレーションがストレスとなって記録をやめてしまったら元も子もない。
TaskChuteには単純な記録以外にも、プロジェクトやモード、セクション、評価などのさまざまな機能があるのだが、はじめからすべてを使いこなそうとしたのも失敗の原因だった。
大量のプロジェクトやモードを作ってみたものの、ほとんど利用しないままパンクしてしまった。
だから今回は、できる限りシンプルに考えることにした。
とにかく記録をつければオールOK。何も問題ない。
時間はわからなくなったらざっくりでいい。
モードとかプロジェクトは後回し。長期的な目線で少しずつ改良していけばいい。
TaskChuteの醍醐味はレビューにある。
記録を見返してムダな時間を見える化し、PDCAを回して時間の使い方を改善していくことにあるのだから、何も焦ることはない。
そんな風に楽に構えて記録をはじめたら、びっくりするくらい時間管理が楽しくなってきた。
レコーディングダイエットと似たようなもので、ただ記録するだけでも時間に対する意識が高まるのだ。
「ムダな時間を減らしたい」
「意義ある時間の使い方をしたい」
時間の大切さを強く意識しながら日々の仕事や生活を送れることが、タスクシュートを使ったレコーディング時間術の最大の旨みなんじゃないだろうか。
TaskChute CloudならPCからもスマホからも記録できる
TaskChuteには、ブログ「シゴタノ!」を運営する大橋悦夫さんが開発した本家のインストール版(Excel版)のTaskChute2と、iOS(iPhone)版のたすくま(富さやかさん開発)、そして大橋さんの監修のもとにjMatsuzakiさんによって公式に開発されたWeb版(クラウド版)のTaskChute Cloudがある。
このうち、ボクが使っているのはWeb版のTaskChute Cloudだ。
Chromebookを愛用し、アカウントひとつで世界中を仕事場にすることを理想とするボクにとって、クラウド上で動作することはアプリやWebサービスに求める絶対条件。
ChromeやSafari、Internet ExplorerなどのWebブラウザがあればPCでもスマホでも使うことができるし、WindowsやMacであれば、より軽量なデスクトップアプリをダウンロードして利用することもできる。
現在開発中というスマホアプリも完成すれば、さらに便利に使えるはずだ。
まとめ
有り体にいえば、以前のボクはタスク管理なんて時間の奴隷になるみたいでダサいと思っていた。
「ありのままに自然体で自分らしく生きようぜ」
それが信条だった。
でも、ありのままに生きてきた結果、理想の自分と現実の自分はどんどん乖離していった。
時間の奴隷になんかなるもんかと自分らしく生きた人間が、いつの間にか時間の奴隷と化していた。
こんなのあんまりじゃないか。
ありのままのボクは意思が弱くてだらしがない。
だからこそ、そんな自分の主導権を握ってコントロールしてやらなくちゃいけない。
TaskChuteの手助けを借りて究極進化し、時間に隷属することのない真に独立した自分を確立しよう。
(Photo by nile | Pixabay)