ここ数日、諸事情からTaskChuteを使わない生活をしていた。
一度は挫折したTaskChuteを再び本格的に使い始めたのは、今年の1月中旬。
1月17日に公開した記事では、1週間前からTaskChute Cloudによるタスク管理をはじめたと書いている。
TaskChuteのログを遡ってみると、1月9日から記録が残っていた。
ということは、およそ2ヶ月の間TaskChuteを運用してきたことになる。
2ヶ月間もほぼ同じことを繰り返していれば、さすがに身体がタスクを記憶しているのではないかと甘く考えていた。
ところが・・・。
TaskChuteをやめるとみるみる生活が崩れていく
先に答えをいってしまうと、TaskChuteをやめると驚異的なスピードでみるみる生活が崩れていく。
1日目の朝にはすでに予兆が出始めていた。
朝のルーティンはほぼ毎日変わらない。
起床→シャワー→体重測定→歯磨き→トイレ掃除→猫のトイレ掃除→猫のごはん→皿洗い→ゴミ捨て→ブログ→・・・。
今書き出してみてもばっちり頭に入っている。
ところが実際に朝目を覚ましてからルーティンをこなそうとすると、行動から行動へと移るときにいちいちラグが生じる。
「あれ?次は何をやるんだっけ?」
↓
「あ、次はトイレ掃除か」
ひとつひとつのラグは小さいが、そんな風に朝の起ききっていない頭で考えながら行動をしているとだんだんと時間がずれ込んでいく。
いつもなら4時前後からブログを書きはじめるのに、気がついたら4時30分。
昼間に関しては、会社がある日なら行って帰ってくるだけなのでたいして支障は出ない。
ところがいざ家に帰ってくると、怠け者の自分がニョキニョキ顔をあらわす。
「Money Forwardと弥生の記帳やらなきゃ・・・まあでも今日は領収書少ないし明日でもいいか」
「そろそろ読書の時間・・・だけどYouTubeもう1本見てから」
TaskChuteを使ううちにすっかり、自分は意志が強い人間だからTaskChuteを使いこなせるのだという壮大な勘違いをしてしまっていたようだ。
私という人間は行動力はあるが継続力に乏しい。そして人並み以上の怠け者だ。
そんなことは自分が誰よりも知っているはず。
優秀なのはボクではない。
ボクのようなダメ人間でさえ滞りなくタスク管理をすることができる、TaskChuteというツールが優秀なのだ。
よりよく働きよりよく生きるためタスク管理に心血を注いだ先人たちの叡智のおかげで、こんなに手軽にQuality of Lifeを追求することができる。
もっと感謝せにゃいかん。
TaskChuteのモードに時間管理のマトリックスを取り入れる
そんなわけで数日の休止期間を経て、今朝からTaskChuteによる行動ログを再開。
最初からすべてを使いこなそうとしたのが昨年挫折した原因だったので、はじめは極力シンプルに行動ログのみ続けることに注力する。
ただ少し慣れてきたので、ひとつ新しい試みとしてモード機能に時間管理のマトリックスを取り入れてみることにした。
TaskChuteはただ単にタスクを潰していく従来のTo doリストとは違い、プロジェクトやモード、セクション、評価などの各機能を使ってタスクの重要度や優先度を測ることができる。
プロジェクトモードの使い分け方についてはTaskChute Cloud開発者であるjMatsuzakiさんのブログで詳しく解説されているので割愛するが、簡単に言えばプロジェクトは未来のゴールを、モードは現在の状態を示すための機能だ。
英語の不定詞(To do)は未来志向をあらわすので、まさに大枠でのToDoリストがプロジェクトといえるだろう。
モードにはふたつの重要な役割があるという。
1日の流れを組み立てる基準と評価の基準。
集中力が必要な作業や単純作業など、負担の異なるタスクの一日の中でのバランスを考えたり、モードごとに設定できる評価機能のデフォルト値を決めるために使う。
通常モード機能には通常執筆・休憩・ミーティングのような値を設定するが、実験的にモードに時間管理のマトリックスを設定してみることにした。
時間管理のマトリックスは『7つの習慣』の第3の習慣 最優先事項を優先するの中に紹介されている、タスクを緊急度と重要度で分類する表のことだ。
第Ⅰ領域・第Ⅱ領域・第Ⅲ領域・第Ⅳ領域の4つの領域にわけられ、第Ⅱ領域の事柄に時間を割くことの重要性が説かれている。
このマトリックスをぜひ生活に取り入れたいと感じたので、4つの領域をそのままTaskChuteのモードに設定してみることに。
時間管理のマトリックスは評価機能に実装できる
今このブログを書いている最中に先ほどご紹介したプロジェクトとモードの使い分け方の記事を読み返していて、大切な情報を見落としていたことに気づいた。
ボクがTaskChuteのモード機能に設定した時間管理のマトリックスの4つの領域は評価機能で実装することができる。
私の場合は7つの習慣でいう4つの領域を使ってタスクを評価するようにしています。「緊急かつ重要」「緊急ではないが重要」「緊急だが重要ではない」「緊急でも重要でもない」の4つです。これはTaskChute 2のデフォルト設定でも以下のように対応しています。
◯ → 緊急かつ重要(第一領域)
◎ → 緊急ではないが重要(第二領域)
△ → 緊急だが重要ではない(第三領域)
× → 緊急でも重要でもない(第四領域)この分類なら評価にさほど迷いがうまれませんし、記号が表すとおり「◎」のタスクが多ければ時間管理がうまくできているということになるので、分かりやすくてオススメです。
な〜に〜、やっちまったなあ。
でもよく考えたら当たり前か。
jMatsuzakiさんは7つの習慣のプロフェッショナル。
時間管理のマトリックスを知らないはずがないし、知っているならTaskChuteに取り入れないわけがない。
というわけでモードに時間管理のマトリックスを取り入れるという試みは見事に失敗に終わった。
しかしそもそも7つの習慣を読んでモードで使うという行動をしなかったら、評価機能で使えるということには気づかなかったわけで。
そういう意味ではこれは失敗ではなく大いなる発見。
タスク管理の実践から得られた貴重な気づきだ。
試行錯誤した時間は決してムダではないし、新しい使い方を知ってTaskChuteはますます協力な武器になってくれるはず。
追伸、だらしがない性格はタスク管理で改善できる
- だらしがない
- 面倒くさがり
- 怠け者
そんな風に自分を評価してしまっているあなたにこそ、TaskChuteを使ってみてほしいです。
そのままでいいと思っているならタスク管理ツールなんて必要ありません。
でもボクのブログを読んでいるあなたは、きっとそうじゃないはず。
ダメな自分を変えたいと願って、何かのキッカケを求めてこのブログへきてくださったんじゃありませんか?
それなら、大丈夫。
あなたは変われます。
TaskChuteで行動ログをつけることは、はじめはハードルが高く感じるかもしれません。
難易度の高い目標をタスクに設定してしまうと、(ボクがそうだったように)途中で挫折してしまう可能性が高いです。
最初はただやったことを記録していくだけでいいんです。
「こんな行動をしたい」
という未来志向のタスクも、ハードルは限りなく低く設定しましょう。
- 腕立て1回
- 読書10ページ
- ブログを1000文字以上書く
自分にとっての余裕でクリアできる最低ラインをタスクに設定しておけば、気を揉むこともないし、自然と目標以上の成果を出そうという気持ちが湧いてきます。
もっと豊かに生きるために、あなたも一緒にTaskChuteをはじめてみませんか?