・神楽坂の老舗たかさごで蕎麦を食べてきた
・喉越しのいい十割蕎麦と口当たりの軽い天ぷらが魅力
・老舗の空気感をたっぷり楽しめる小洒落た雰囲気だった
神楽坂の名店たかさごで十割蕎麦を食べてきた。
コシが強くしっかり締まった喉越しのいい蕎麦に、衣がサクサクで口当たりの軽い天ぷらがよく合う。
老舗の名に恥じない、何度も通いつめたくなる味だった。
神楽坂の蕎麦たかさごで日曜ランチ
九段下の遊就館へ行ったあと、その足で一路牛込神楽坂方面を目指した。
目的は、神楽坂にある蕎麦の名店たかさご。
飯田橋から市ヶ谷へ抜けるお堀沿いの木が生い茂った遊歩道。はじめて歩いたのだけれど、ベンチで読書をする人やジョギングをする人などがあって、都会のオアシスといった感じで癒された。
たかさごに着いたのは14時をちょっと回った頃。
神楽坂で日曜日も営業していて、しかもランチを15時までやっているお店は珍しい。
創業明治。四代続く老舗の味となればなおさら。
国内で買いつけた良質な玄蕎麦(殻のついたままの蕎麦の実)の状態から、店主自ら手打ちする十割蕎麦を楽しめる。
三代目店主の宮澤佳穂さんは、青山のNHKカルチャーセンターでそば打ち教室の講師を務め、自らも東京檜原村でそば栽培・収穫を行う蕎麦の名人だ。
↑宮澤さんの著書
場所は、都営大江戸線の牛込神楽坂駅A1出口から徒歩5分。牛込北町交差点を左折して少し歩いた左手にある。
小さなお店だしのれんの文字も達筆で読めないので、ボーッとしていたら見落とすかもしれない。
3つほど自動販売機が並んだコインパーキングのある交差点が目印。
ちなみに休業日だったのかGoogle Mapではシャッターがおりていて、住所でググっても少し場所がズレるので、店舗を確認するのは至難の業だ。住所ではなく店名で調べればGoogle Mapに登録されているようだ。この記事の最下部に地図を貼ってあります。
喉越しのいい十割蕎麦と口当たりの軽い天ぷら
先客は2組。男性の一人客と仕事仲間風の四人連れ。14時半がラストオーダーだったので、しばらくすると二組とも帰って一人だけになった。
店内の照明はかなり暗めで、昼間だというのにまるでジャズバーに来たかのような小洒落た雰囲気だ。
小じんまりとしながらも高級感が漂い、いかにも神楽坂の名店を訪れたという気分を味わわせてくれる。
厨房からは、カラカラと天ぷらを揚げるいい音が聞こえてくる。
10分ほど待っていると、お目当ての松天せいろうがやってきた。
しっかり締まったツヤツヤのお蕎麦は、コシが強く喉越しが心地いい。
たっぷりの大根おろしとねぎ、わさび、それからみかん(?)の皮はお好みで。
薬味大好きおじさんには有り難き幸せ。
天ぷらは、大きな海老が2尾と、彩り鮮やかな季節の野菜が3種。
この天ぷらがなかなか衝撃的で、天ぷらなのに油っこさがまったく感じられない。
サクサクの衣が薄くて口当たりが非常に軽いので、いくらでも食べられそうだ。
それでいて、尻尾の大きさからも容易に想像がつくが、ぷっくり太った大きな海老はかじった瞬間に満足感が口いっぱいに広がる。
そんなに量が多かったわけではないのに、店を出る頃には「もう食べられない」というくらい満腹に。
時間が経って油がギトギトになったスーパーの半額天ぷらで鍛えられたボクの舌は、たかさごの絶品天ぷらにすっかり心を奪われてしまった。
お腹も心も満たされて、お蕎麦を3分の2ほど食べたころに出されたそば湯をゴクリと飲み干してお会計。
すでにのれんはおりていたし、夜の部までの休憩が短くなるのが申し訳なくてドタバタしたので、次はもう少し余裕も持って訪問して、一品料理や蕎麦会席なども楽しみたいところ。
あ、お水(水道水?)はちょっとクセがあったかも。でもあとから確認したら緑茶は100円のようだし普通に頼めばよかった。
それとメニューの表に”許可なく写真を撮影するのはご遠慮ください”みたいな注意書きが書かれていたので、親方さんに恐る恐る
「料理の写真を撮っても大丈夫ですか?」
と聞いてみたら、
「いいですよ」
と優しく微笑んでくださったのも嬉しかった。
神楽坂の十割蕎麦「たかさご」のお店情報
詳細情報
店名 | 蕎麦の膳 たかさご |
住所 | 東京都新宿区中町22 |
交通手段 | 大江戸線牛込神楽坂駅A1出口 徒歩5分 |
電話番号 | 03-3260-3908 |
定休日 | 火曜日・第二土曜日 |
営業時間 | 昼の部 11:30~15:00/夜の部 17:30~20:30 |
予約の可否 | 予約可 |
クレジットカード | カード不可 |
席数 | 24席 |
駐車場 | 無 |
ホームページ | 十割蕎麦,蕎麦の膳たかさご/たかさご – 神楽坂/そば [食べログ] |