この記事では、驚くほどモノが売れるようになるブログの文章術を解説する。
売れないブログと売れるブログの文章の違いや、売れるブログの文章を作る3ステップもご紹介。
一度セールス・ライティングの知識が身につけば、売る商品やサービスが変わっても応用が効くので、ぜひこの機会にマスターしていただきたい。
9割のブロガーが月5,000円すら稼げない?
ブロガーという人種は、さまざまな顔を持っている。
あるときは文章を書く著者であり、またあるときは企業に変わって商品を売るセールスマン。
ときには社会を扇動する革命家にだってなりうる。
ブログを通して他社の商品やサービスを紹介・宣伝することをアフィリエイトという。
アフィリエイトで成功すれば、月何十万、何百万円と稼いでブログだけで食べていくことだって夢じゃない。
ところが一方で、9割のブロガー・アフィリエイターが月5,000円すら稼げないなんていわれる。
正直にいえば、この言葉自体の信憑性は微妙なところだ。
ボク自身人から聞いた情報でソースは不明。
一応ネット上には、
MMD研究所のアフィリエイトに関する実態調査によればアフィリエイターのおよそ77.2%は毎月1,000~4,999円程度しか稼げていないという。
という文言が出回ってはいるが、元記事はすでに削除されているようで見当たらない。
しかもどの記事も2011年8月9月あたりのもので、情報はかなり古い。
何よりこの文言を煽り文句にして「稼ぎ方教えますよー」みたいなことをいってる人間がいまだにいるのが何とも・・・。
さすがに月5,000円以上稼ぐブロガーはもう少し多いと思う。
実際は2〜3割くらいかな?
でも新しくブログをブログをはじめた人が次々と参入してくるので、これ以上稼ぐ人の割合が高くなることもないだろう。
じゃあ2〜3割の人間には何か特別な才能があったんだろうか?
んにゃわけない。
きっと2〜3割っていうのは、諦めなかった人の割合なんだと思う。
中には悪魔のように稼ぎタレント顔負けの活躍をするブロガーさんやアフィリエイターさんもいるが、それはホントに限られた一握りのキラ星。
ボクみたいな何の取り柄もない平凡なおっさんでも、続けていればお小遣い程度はわりと簡単に稼げてしまうのがブロガーという仕事の魅力だ。
“売れない”ブログはのっぺらぼう
前置きが少し長くなってしまったが、この記事では多くのブロガー・アフィリエイターが稼げない理由を解明していく。
稼げない理由なんていうとざっくりしすぎているので、今回は”売れないブログ”に注目したい。
稼げない=商品が売れないってこと。
そもそもブログに人が来なければ売れるわけはないが、同じように人が来ていても、売れるブログと売れないブログが存在する。
両者の違いはなんだろう?
売れないブログは、文章がのっぺらぼうだ。
起伏のない平坦な文章だから読者の心が動かない。
まるで教科書みたいに波風の立たないおだやかなブログは読んでいてつまらないし、つまらないと思われたらモノは売れない。
さっきブログは簡単といったばかりだが、メリハリのない文章で淡々と商品を紹介して売れるほどブログ・アフィリエイトは甘くない。
“売れる”ブログは上げて下げて上げる
じゃあどうやって書けば売れるんだよ?
売れないブログの真逆をやればいい。
読者さんの気持ちをジェットコースターみたいにグワングワンと上下に揺さぶる。
これはブログに限った話じゃないが、何かモノを買おうとする人の気持ちは”買うゾーン”と”買わない”ゾーンを行ったり来たりしている。
そしてテンションが高まり、気持ちが”買うゾーン”に入った瞬間に背中を押してあげるとびっくりするほどあっさり購入に至る。
この理論を知っていたから、昔お水のセールスをやっていたときにはこまめにこまめにクロージングを掛けていたし、ブログの文章にもこまめにCVボタンを入れている。
ブログは対面のセールスと違ってお客様の顔が見えない分、より深く読み手の気持ちを想像して文章を書かなくちゃいけない。
ではここからは、具体的なテクニックの話に入っていこう。
売れるブログは、次の3ステップで書くことができる。
インパクト重視の明るい話題で読者の心を掴む
まずは書き出し。
ブログの書き出しは、そのテーマの中でもとびきり明るい話題からはスタートする。
あるいはインパクト重視。
その商品やサービスの一番の魅力を伝えることからはじめてもいい。
いきなり暗くてどんよりした話題だったり、どーでもいいような世間話からはいると、読者さんはそこで飽きてブログから離脱してしまう。
街頭のキャッチなんかでも一緒だけど、相手の目を見ながらとびきりの笑顔で
「こんにちはー!」
って声掛けると結構立ち止まってくれるんだよね。
ブログの書き出しはテンション高めの文章で読者さんの心をガシッと掴もう。
デメリットの提示
読者さんが立ち止まってくれたら、次はデメリットの提示。
いいことばかりいったってモノは売れない。
正直に気になる点や不安な点を告白することで、読者さんの信頼を得ることができる。
でもデメリットを最後に書くのはダメ。
文章の最後にデメリットを提示すると、読者さんの頭にずっとそのことが残ってしまうから。
デメリットは先出しが基本だ。
たしかに値段はちょっと高いですよねえ
もう少しコンパクトだったらいいんですけどねえ
と、お客様が不安に感じている点を先回りして潰してあげよう。
そうするとお客様は、
「この人わかってるなあ」「正直な人だなあ」
と心を開いてくれる。
メリットでデメリットを覆い隠す
デメリットを提示するのは大切だが、提示しっぱなしではモノは売れない。
前段のデメリットをすっぽり覆い隠すくらいの強力なメリットを提示しよう。
お客様の気持ちを一度落としてからグンと上げることで、普通にメリットを紹介するよりもずっと深く印象を残すことができる。
メリットを書くときには、ひとつ紹介するごとにCVボタンを置いてクロージングを掛ける。
ブログのセールスは対面と違ってお客様の顔が見えないので、どのメリットが刺さったのか、どこでテンションが最高潮になったのかを確認することができない。
だからお客様の心がどこで”買う”ゾーンに入ってもいいように、こまめにクロージングを掛けるのが大切だ。
↓この記事の文章術をもっと深く学びたいあなたには、下記の書籍がオススメです。
追伸、人生何が役に立つかわからない
本文でも触れたとおり、ボクは昔お水のセールスマンをやっていました。
そのおかげもあってか、セールスライティングの知識を身につけて比較的早い段階でブログからモノが売れるようになりました。
元々セールスをはじめた理由は、起業をしたときに絶対にセールスのスキルが必要になると思ったからなんです。
あくまで対面の営業スキルを磨くのが目的であって、まさかブログに役立つなんて思ってもみませんでした。
人生、何が役に立つのかわからないものですねえ。
大人になってくるとだんだん頭が固くなってくるものですが、ノリよく何にでもチャレンジする姿勢は忘れたくないものです。
(Photo by cocoparisienne)