愛読者諸兄諸姉。
おかえりなさいませ、ニシムラ(@nissy421)でございます。
今回は、日本一のお金持ち、斎藤一人さんの奇跡を起こす読書論をご紹介します。
本以上の著者なんていない
私は幼いころから読書が好きで、たくさんの本を読んできました。
学校で一番好きな場所は図書館だったし、大学でも文学を専攻しました。
そんな私の読書の方法は、斎藤一人さんの本を読んで大きく変わったんです。
それまでは、とにかくたくさんの本を読むことにこだわっていました。
基本的におなじ本を2度、3度読むことなんてなかったんです。
それに、いわゆる自己啓発書をバカにしていたし、そんな本を読むよりセミナーに行ったほうがいいと思っていました。
でも、一人さんの言葉を聞いて、私はハッとしました。
いろんなセミナー行ったり、本を読むより出会いばかりもとめていた私に、一人さんはこんなお話をしてくれました。
「俺は、人と会うことに、そんなに価値を見出してないんだよな。誰かに会いたくなったら本を読めばいいの。本には、その人の最高のことが書いてある。エッセンスだよな。著者はそこに全力を注ぐんだから」 引用:斎藤一人の道は開ける (PHP文庫)
たしかに本って、その人の持っているものを全部詰め込むし、それくらいじゃないと本は書けないですよね。
1500円の本も100回読めば15円?
本の読み方について、一人さんはさらにこんなお話をしてくれました。
「実際に会ってみると、本に書かれている以上だったなんて人間はほとんどいないよ」
「いいと思う本と出会ったら何回も読んで、徹底的に読み込んで、さっさと実践するんだ。1500円の本を10回読めば、1回150円になるだろ。100回読んだらいくらになる?」
15円・・・。
「そう考えると安いもんだよ。読めば読むほど無限の価値が広がっていくんだからな。俺だって、教えられることはなんぼでも教えるよ。でも、自分のこと考えてみると、教わって役立ったことって何だろうって思うよ。自分で考えたほうが早いかも分からないぞ。本をしっかり読んで、自分でどんどんどんどん実践していくほうが効果が高いかもしれないよ」 引用:斎藤一人の道は開ける (PHP文庫)
なるほど。
本って一回読んで終わりじゃないんですね。
一人さん自身、相当な読書家で、孔子の「論語」は1000回読んだそうです。
またユダヤの大富豪たちは、「タルムード」という経典(ユダヤ人の成功哲学)を、死ぬまで何度も何度も読みつづけるそうです。
「1冊20分で読む読書術」とか「年間2000冊読んだ読書法」とか、たくさん読むことや早く読むことばかりがフューチャーされがちです。
でも本当にいい本に出会って、何十回、何百回と読んで実践し、自分の血肉にすることが大切なんですね。
まとめ
- 著者に会うより本を何度も読む
- いい本は何度も読んでどんどん実践する
私も、一人さんのこの言葉を聞いてから読書の方法がずいぶんと変わりました。
本が奇跡を引き起こすものすごいパワーを秘めているということも知りました。
たとえば、一人さんがおすすめしていたデール・カーネギーの「人を動かす」。
この本を10回以上読んでコミュニケーションを実践してから、人と話すことがまったく苦ではなくなりましたし、「君はよく分かってるねえ」なんて、話をした相手に喜んでいただけることも増えました。
「自己啓発書なんか読んでも意味がない」なんて言葉を聞きますが、半分正解で、半分間違いだと思います。
本は、正しい読み方をしなければ、何度も読んで実践しないのなら意味がない。
いい本を徹底的に読んで実践する
それが大切なのだと感じています。
▽今回のお話しの続きは、こちらの本で学べます