ブログの記事は、文章と写真(動画)で構成される。
無料ブログでもWordPressでも、最近ではアイキャッチ画像がないブログを探すほうが難しいくらいだ。
魅力的なアイキャッチ画像を載せたブログは、SNSでもシェアされやすい。
ところが多くの人が写真を文章のおまけ程度に考えて、なんとなく気に入ったフリー素材を感覚で貼りつけている。
あなたはどうだろう?
実はブログの文章と写真にはそれぞれ大切な役割がある。
とくに商品やサービスの魅力を伝えるセールスレターのような記事では、写真ひとつで売れ行きがガラッと変わることもある。
言葉やストーリーで夢を見せ、写真で安心感を与える
文章と写真の役割を知るために、まずはそれぞれの強みを考えてみよう。
文章の強みはなんだろう?
文章の強みは、読み手の想像力に訴えかけることができる点だ。
読者は文字で受け取った情報を頭でイメージして想像をふくらませる。
読み手の想像力を借りれば、ワクワクするストーリーで空想の世界に引きずり込んだり、ときには現実以上のモノを見せることだってできる。
読者に夢を見せることができるのが、言葉やストーリーの最大の強みだ。
それじゃ写真の強みは?
写真の強みは、リアル感だ。
頭で想像した夢の世界が、現実にも存在することを写真や動画を使って伝えることができる。
リアル感は、安心感という言葉にも置き換えることができる。
夢の世界のワクワク感は同時に不安も生む。
オシャレでアーティスティックなデザインにこだわったブログからモノが売れにくいのは、あまりに現実離れしすぎて安心感に欠けるからだ。
だからなんらかの方法で安心感を補ってあげなくちゃいけない。
安心感はいろいろな形で演出することができる。
たとえば口コミやお客様の声を載せるのもひとつの手だろう。
欠点やデメリットを正直に告げるのもいい。
そして安心感を演出する手段のひとつが、写真を使うことだ。
インターネット上にあるものに実際に触れることはできないが、写真によってリアルな色や形を文章よりも直感的に伝えることができる。
ボクがブログのプロフィール欄に笑顔の写真を載せているのはもやっぱり、安心感を演出するためだ。
実際ブログコンサルに申し込んでくださった読者様からも、
「安心感があったから」
「悪い人じゃなさそうだったから」
なんて言葉をいただくことがある。
リアルすぎる写真はNG
繰り返しになるが、写真の強みはリアル感を演出できることだ。
リアル感によって読者に安心感を与えるのが、写真の大切な役割。
ただし写真はリアルすぎてはいけない。
リアルすぎるというのは別にエロ・グロの話ではない。
たとえば商品の写真を撮った背景がぐちゃぐちゃに散らかっているとか。
堂々たる山々がそびえる壮大な風景写真の一角で、ショベルカーが舗装工事をやっているとか。
はたまたレストランで撮った料理の写真に丸まったティッシュが写り込んでいるとか。
写真で伝えるべきはリアル感であって、リアルな現実世界に引き戻されてしまったら読者は一気に興ざめしてしまう。
ブログは個人の活動や思想を記録する日記でもあるが、全世界に公開されるショーウィンドウであることも忘れてはいけない。
文章で夢を見せ、写真で安心感を与える。
少なくともブログで飯を食うためには、ただ記録するのではなく魅せ方へのこだわりが必要だ。
追伸、Webマーケティングを楽しく学ぼう
今回のお話は、松尾茂起さんの『沈黙のWebマーケティング』の内容をボクなりの言葉でまとめたものです。
ボク自身写真にはあまりこだわりが持てずせっかく買った一眼カメラもホコリをかぶっている有様だったので、写真の大切な役割を知ってハッとさせられました。
沈黙のWebマーケティングはWebマーケティングの実用入門書ですが、ブロガーさんにもオススメの一冊です。
SEOの仕組みやコンテンツマーケティングについて、マンガ風のノベルとわかりやすい解説で学ぶことができます。
分厚い本なのではじめは面食らうかもしれませんが、”世界一のWebマーケッター ボーン・片桐が廃業寸前のオーダー家具店を再生させるハラハラドキドキの本格的なストーリー”なので、肩の力を抜いて映画を見るようなリラックスした気分で楽しんでくださいね。