
銀座で生牡蠣が美味しい専門店「牡蠣Bar 」(カキバー)に行ってきたのでご紹介。
「久しぶりに牡蠣をたらふく食べたいなあ」とググッていると、牡蠣のコースを提供しているお店はたくさん見つかった。
でもたいてい、色々な料理の中に牡蠣料理も入っているコースばかりだった。
そんな中見つけたのが牡蠣Bar。
牡蠣Barでは牡蠣だけでお腹いっぱいになれる牡蠣のフルコースが楽しめる。
ググっていたときに「牡蠣師がいる専門店」と書かれていたのにもぐっと引かれた。
牡蠣師という名前自体はじめて聞いたが、ともかく牡蠣に詳しい人物であることは間違いなさそうだ。
さっそく紹介しよう。
「牡蠣Bar」の感想レビュー
牡蠣Barは銀座5丁目にある。数寄屋橋交差点からすぐ、地下鉄の銀座駅から徒歩1分という好立地だ。
晴海通りから一本路地(ソニー通り)へ入った先のビル3階にひっそりと佇む隠れ家的なお店で、店主にも「よく見つけましたね」なんて言われた。
最近は銀座も海外からの観光客や合コン好きの男女でごった返しているイメージなので、こういう静かで落ち着けるお店が駅前にあるのはありがたい。
土曜の夜19:30に入店。先客は二人。
予約名を伝えると「カウンターとテーブルどちらがいいですか?」と聞かれ、テーブル席を選ぶと奥の広々とした席へと通された。
この日はアラカルトではなく「牡蠣でお腹いっぱいコース!」というコース料理を頼んだ。
各産地から仕入れた牡蠣をさまざまな調理法で16品も食べることができる。
とりあえず生ビール(ハートランド)で乾杯して喉を潤していると、さっそく1品目の料理が運ばれてきた。
牡蠣の佃煮ははじめて食べた。
苦味のあるカカオのチップとピリッと辛いブラックペッパーがよく効いている。
シードル(cidre)はりんご酒のこと。ボクは詳しくないが酒好きの友人によれば“生”シードルを出しているお店は珍しいらしい。
甘いお酒かと思っていたが、飲んでみたらほんのり林檎が香る程度で料理にもよく合う甘さ控えめの味だった。
△この日の5種は大分県・国東(くにさき)のくにさきオイスター、山口県・下関のふわふわ、三重県・伊勢志摩の伊勢志摩プレミアム、佐賀県・太良町(たらちょう)のおとふせ、長崎県・小長井の華蓮。
今の時期は九州の春牡蠣が旬らしい。
偶然ボクも連れも九州出身だったので、思いがけず九州尽くしにテンションもアップ。
しかし地元でこんなにクリーミーで濃厚な牡蠣が捕れるなんてまるで知らなかった。
もうひとつ驚きなのが、牡蠣Barの生牡蠣はレモンではなく産地の海水をソースにして楽しむ。
味はどれも最高だったが個人的には、元は干潟に自生していたという小ぶりなおとふせが気に入った。
これもヤバかった。自家製のタルタル風ポテサラとカキフライの相性が抜群で、ボクの牡蠣フライ史上1位を軽々と超えてきた。
鳥肌が立つような快感。
カキフライの概念を覆すんじゃないかってレベルで、「この牡蠣フライで白飯を掻き込んだらどんだけ幸せなんだろう」なんて想像しただけでよだれが止まらない。
カキフライアワード関東1位に選ばれたというのも納得。
カキフライのあとには蒸し牡蠣と焼き牡蠣が出てくる。
生もいいけどやっぱりこんがり焼いた牡蠣は何よりのご馳走だ。
シンプルに旨い。
牡蠣といえばやっぱりアヒージョ。
アヒージョは牡蠣Barこだわりの一品らしい。
地獄のようにぐつぐつのアツアツ状態で、付け合せのバゲットとともにテーブルへ運ばれてくる。
ぷるぷるジューシーな牡蠣はもちろん、アヒージョのオイルにつけたバゲットにタルタル風ポテサラを乗せて食べるのもまた至福。
「残ったオイルに白米を入れておじやみたいにして食べたい」という無茶なリクエストにも快く答えてくださった。
牡蠣の旨味がご飯に染み込んでたまらなく贅沢な味だった。
〆には牡蠣の出汁がよく効いたクリームリゾットが出てくる。
もちろん牡蠣もドッサリ入っている。
お酒はボトルワイン2本と生ビールに生シードルを完飲。
〆は東銀座のやまちゃんで長浜ラーメンでもと考えていたが、もうこれ以上はコメ1粒も入らないくらい満腹になった。
ちょっと牡蠣の底力をなめていたようだ。
こんなにたくさんの(しかも色々な食べ方で)牡蠣を満喫したのは生まれてはじめてだし、お店の方もとても気さくで会話も弾み最高に楽しい一夜だった。
お会計は二人で37,497円(税込)。
ごちそうさまでした。
「牡蠣Bar」のおすすめポイント
ブログを読んで牡蠣Barに興味がわいてきたあなたに、牡蠣Barの3つのおすすめポイントをご紹介。
残念なところはとくになかったが、強いて挙げるとすれば入り口(真ん中が磁石で開閉するカーテン型ののれん)の開け方がわかりづらかったくらいかな。
牡蠣師が目の前で開く新鮮生牡蠣
牡蠣Barは牡蠣師がいる生牡蠣の聖地だ。
牡蠣師が目の前で開いてくれる全国の名産地から厳選した新鮮生牡蠣を味わうことができる。
またレモンではなく産地の海水をソースにして生牡蠣を楽しめるのは牡蠣Barだけ。
ボクが牡蠣Barを選んだのも、
「銀座あたりでおいしい牡蠣が食べられるお店ないかなあ」
とググっているときに”牡蠣師”という言葉が目に飛び込んできたのがキッカケだった。
銀座で牡蠣が食べられるお店は多いようだが、牡蠣だけでお腹いっぱいになれるほど贅沢な牡蠣づくしのコースを味わえるのは、(ボクが調べたかぎり)牡蠣Barのほかには見当たらない。
牡蠣ファンなら一度は訪れておきたい名店だ。
牡蠣に合うお酒が充実している
牡蠣Barは牡蠣だけでなく牡蠣に合うお酒も充実している。
今回ボクらが注文した生シードルや牡蠣に合う白ワイン・赤ワインのほかにも、牡蠣に合う白ビール、今週の牡蠣に合う日本酒、牡蠣に合うウイスキーなどなど種類も豊富。
牡蠣に合うウォッカやテキーラまである。
コースでガッツリお腹いっぱいになるのもいいけど、今度は牡蠣をつまみにゆっくりお酒を楽しむのも悪くなさそうだ。
銀座駅徒歩1分の雰囲気がいい隠れ家
牡蠣Barは銀座駅から徒歩1分という好立地にある。
ボクは地下鉄の有楽町駅から歩いたが、それでも10分も掛からなかった。
土曜の夜ということで数寄屋橋交差点のあたりは人がごった返していたが、一本路地へ入るとまるで違う街へ来たみたいにガラッと静かな雰囲気へと変わる。
駅チカなのに隠れ家っていうのがいい。
表に看板も出ていないし、予約客や常連でないとなかなか見つからないので静かに食事を楽しむことができる。
それに駅から近いから雨の日でも気軽に立ち寄れる。(幸い降らなかったがこの日は雨の予報だった)
店員さんたちが終始楽しそうでフレンドリーなのもいい。
メニューに無いリクエストにも気軽に答えてくれたし、牡蠣の雑学や産地の話も興味深かった。
隠れ家バーなので少人数のパーティーやデートにもピッタリだ。
常連らしきお客さんも次々訪れていたが、入れ替わりの激しい銀座の駅前で(しかも隠れ家でひっそりと)6年近くも営業しているのは凄いことだ。
それだけ牡蠣好きを引きつけて離さない魅力が牡蠣Barには詰まっているんだろう。
一度行っだだけでおしまいにするのはもったいない。
また近いうちに来訪しよう。
「牡蠣Bar」のお店情報
詳細情報
店名 | 牡蠣Bar(カキバー) |
---|---|
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル3F |
電話番号 | 03-6274-6750 |
定休日 | 無し |
営業時間 | 月〜金 18:00〜24:00 土曜日 17:00〜23:00 日曜日 17:00〜23:00 |
予約の可否 | 予約可(食べログ/ぐるなび/ホットペッパーグルメ/電話) |
支払い方法 | クレジットカード可 |
席数 | 17席 |
駐車場 | 無し |
開店日 | 2013年7月1日 |
ウェブサイト | 公式ホームページ:銀座で生牡蠣が美味しい専門店 牡蠣Bar 食べログ:銀座で生牡蠣が美味しい専門店 牡蠣Bar (カキバー) – 銀座/オイスターバー |
公式アカウント | Facebook:牡蠣Bar Instagram:#牡蠣bar |
地図とアクセス
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」 B9番出口より徒歩1分
JR線「有楽町駅」より徒歩4分
東京メトロ日比谷線「東銀座駅」A1番出口より徒歩4分
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銀座で生牡蠣が美味しい専門店 牡蠣Bar (オイスターバー / 銀座駅、有楽町駅、日比谷駅)
夜総合点★★★★★ 5.0