「残念ながら、本日は番号の巡り合わせがわるく、カップルが成立しませんでした。」
終わった。
人生初の婚活パーティー。
革靴を新調して気合いを入れて臨んだ婚活パーティーが。
まさか1組のカップルも誕生しないなんて。
運命の人とそんなに簡単に出会えるはずがないということか。
でも、カップルになれなかったのは残念だったけれど、正直勇気を出して婚活パーティーに参加してよかったと感じている。
テレビやネットで見知った想像の婚活パーティーとは全然イメージが違って、むしろ「これなら自分も結婚できるかもしれない」と期待のふくらむ有意義な時間を過ごすことができた。
婚活パーティー当日の様子
婚活パーティー当日の様子を少し振り返ってみよう。
ボクが参加したのは、個室で女性と1対1のお見合いをしていく形式のパーティーだ。
場所は、JR東京駅八重洲北口から徒歩3分のビル2階にある東京マリアージュという会場で開催された。
パーティー開始まで
開始は17時で、5分ほど前に到着。
受付で名前を伝え身分証を提示すると、プロフィールカードや番号札などが挟まれたバインダーを手渡され、個室ブースへと案内された。
はじめは一人かと思っていたら、ブースにはすでに一人の女性が座っていてびっくり。
「こんにちは」と軽く挨拶を交わし、トイレで身なりを整えてから、黙々とプロフィールカードを記入していく。
プロフィールカードを3分の2ほど書き終えたところで17時になり、司会のアナウンスが流れパーティーがはじまってしまった。
15分前から開場しているそうなので、次回からは少し時間に余裕を持っていったほうがよさそうだ。
トークタイム
半透明のすりガラスで区切られたブースには、それぞれ一人がけのソファが2つ横並びに配置されていて、奥に女性、手前側に男性が座り、男性は10分ごとに次のブースへと移動していく。
今回は5人の女性(男性は6〜7名)が参加していたのだが、個室ブースは10室以上あるので、一人話したら次の10分間は空きブースで待機という繰り返しだった。
最初の2,3分こそ緊張して沈黙の時間を作ってしまったが、あとは楽しく会話できたんじゃないかと思う。
婚活パーティーって「どんな夫婦が理想ですか?」とか「子供は何人欲しいですか?」とか、結婚に関する話はガッツリ真剣に話すのかと思っていたのだけれど、全然そんなことはなかった。
出身地の話題で盛り上がったり、お互いの趣味の話やペットの話をしたり。
ほかの人はどうなんだろう?

実際に参加してみると10分ってあっという間で、ようやく話が盛り上がってきたかなというタイミングで時間が終了してしまう。
だから短い時間で自分をアピールする対策を練らないと、ただただ雑談をして終わってしまう可能性が高い。
それから個人的に意外だったのが、年収や仕事について詳しく聞いてくる女性がいなかったこと。
心の中まで知ることはできないが、みなさん穏やかで話しやすいだったので安心した。
テレビやネットではガツガツ女性ばかりなので正直ビビっていたのだけれど、どうやらああいうのはエンタメフィクションみたいだ。
最終投票〜カップル成立
全員の異性とのトークタイムが終了すると、その場で最終投票カードに気になる女性の番号を記入してスタッフの方に提出する。
第1希望〜第6希望まで書けるので、カップルが成立する確率は結構高いんじゃないだろうか。
カードを提出したら集計が終わるまでしばし待機。
待っている間、各ブースに設置されたモニターでは、タレントのおのののかさんがエクシオの婚活サービスを紹介するビデオが流される。
ボクはひたすらおのののかのEカップエクシオのPRビデオを凝視していたのだけれど、隣の異性とそのまま談笑している人もいた。
5分ほど待っていると、最後に結果発表がある。
残念ながら今回はカップル不成立だったのだけれど、カップルが成立した場合でも番号でサクッと呼ばれるだけなので恥ずかしくはなさそうだ。
発表が終わると、カップル→女性→(少し待ってから)男性の順で会場を出る。
女性が帰った後に時間をおくのは、待ち伏せやストーカーのリスクを考えてのことだろう。
女性が帰ったあと、男性には1時間後に開催されるパーティーの案内があった。
続けて参加の場合、通常5,000〜6,000円のパーティーに2,000円で参加できるのだとか。
条件があわなかったので今回は見送ったが、本気で結婚相手を探す人にはありがたいサービスだと思う。
婚活リベンジへ向けたパーティーでの反省点3つ
今回は残念だったけれど、次こそ運命の人を見つけてカップルになるために、パーティーでの反省点をまとめておく。
休日開催のパーティーにはスーツよりカジュアルな服装で
「婚活パーティーには何を着ていけば正解なのか?」
散々迷って女友達にも相談したあげく、最終的には公式サイトの「婚活パーティーのマナー」というコラムを読んでスーツで行くことに決めた。
ところが、会場を見渡してみるとスーツ姿の男性は一人もいなかった。
みんなカジュアルで中にはジャケットにデニムなんて人もいて、スーツに新品の革靴なボクは完全に浮いていたと思う。
実は女友達には「カジュアルな格好がいいと思うよ」とアドバイスしてもらっていたのだ。
でも彼女は婚活パーティー未経験だったので、ボクよりはるかにセンスがよくて友達も多い彼女の言葉を無視した。
そして、やらかしてしまった。
おそらく平日の夜であれば仕事帰りのサラリーマンも多いだろうし、スーツが正解なのだろう。
しかし土日や祝日に参加するのであれば、ジャケットにスラックスみたいなカジュアルな格好が無難だ。
婚活初心者が陥る罠。プロフィールカードより相手の目を見る
トークタイムのとき、相手のプロフィールカードばかりを見て、相手のほうを全然見られなかったのもよくなかった。
「何か会話のネタを探さなくては」と真剣になるあまり、「相手の目を見て話す」というコミュニケーションのもっとも基本的なところを疎かにしてしまったのだ。
とくに初参加の人は陥りやすい罠だと思う。
話しながらカードを見るのが難しいようなら、はじめに「30秒だけカードを見てもいいですか?」と時間をもらうのがいいかもしれない。
はじめに断っておけば、沈黙で気まずくなることもないだろう。
質問や回答は事前に準備して戦略的に10分のトークを攻略する
婚活パーティーに参加するなら、「相手にどんなことを聞くか」「相手の質問になんと回答するか」みたいなことは事前にリサーチして、回答も準備をしていったほうがいい。
今回ノープランで突撃したボクが一番感じたことだ。
繰り返しになるが、トーク時間は一人10分しかない。
たった10分の間に相手のことを知り自分の魅力をアピールするには、就活の面接を攻略するようなつもりで、ある程度戦略的に動かなければいい結果は得られないだろう。
少なくとも、あなたが肩書きや年収で勝負できる自信があるのでなければ、万全の準備を整えて婚活パーティーに臨むべきだ。
あとは、参加する年齢層も考慮してパーティーの選ぶのがいいかもしれない。
私は26歳〜40歳のパーティーに参加したのだけれど、私(=33歳)より年下の女性は参加していなかった。
下限ではなく上限に注目して、40歳までのパーティーには35歳〜40歳が参加する可能性が高いことは意識しておこう。
まとめ
はじめて婚活パーティーに参加してみて、何度か参加していればカップル成立まではそんなに難しくないんじゃないかと感じた。
自惚れているわけではなくて、女性とトークをするまでの段取りはすべてスタッフの方々が整えてくれるので、ボクのような奥手な男性でも安心して参加することができるからだ。
一度だけ同僚に誘われて立食形式の街コンに参加したことがあるのだけれど、あのときは本当に酷かった。
まったく女性に話しかけることができず隅っこでチビチビ酒を飲むだけで終わり「もう二度と街コンなんか参加するもんか!」と心に決めたくらい散々な経験だった。
その点、婚活パーティーの場合はマッチングからカップル成立後まですべてセッティングしてくれるので、余計なことは考えず異性との会話に集中することができる。
これなら自分にも十分チャンスはあるし、ぜひまた参加したいと思った。
ちなみに今回は、エクシオが運営する婚活パーティーに参加させてもらった。
エクシオは、9年連続で業界No.1の参加者数を誇り、昨年は50万人の男女がエクシオの婚活パーティーに参加したそうだ。
北海道から沖縄まで、全国各地でほぼ毎日婚活パーティーを開催していて、ボクが参加した1対1の個室パーティーのほかにも、さまざまなな企画や条件の中から好きなものを選ぶことができる。
クッキングやフットサル、ランニング、アニメなどの趣味婚活に、お見合いバスツアー、クルージングパーティーなどのイベント婚活。
年収1000万円以上限定、公務員限定、看護師・保育士限定のように職業や年収で限定したパーティーも多数開催されている。
ほかの会員制婚活サービスのような入会金もないので、フラッと気軽にパーティーに参加できるのもうれしい。
「婚活マニュアル」「婚活魅力UPセミナー」「婚活成功への7ステップ」など婚活中の男女をサポートするコンテンツも充実しているので、真剣に結婚したいと思っている独身社会人はぜひ一度公式サイトをのぞいてみることをオススメする。
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余談だけど、次からは職業欄を「ブロガー」にしてみよう。今回はビビって趣味欄にちょこっとブログって書いたんだけど、全然興味を引かなかった。
普通に会社員って書いたほうがカップルになる確率は高いけど、最初にバラしたほうが気が楽だし、ブロガーと結婚したいっていう稀有な女性とならうまくやっていけるんじゃないかな。
「ブロガーが婚活パーティーで結婚するまで」ってコンテンツとしてもおもしろいよね。