期間工の体験談(ホンダ編)

こんにちは!西村恵一です。

このページでは、ホンダの期間工(期間従業員)の体験談をご紹介します。

仕事内容や職場環境、寮生活などの様子や、実際に働いてみて感じたことをまとめます。

もう10年近く昔のことなので今とは少し様子が違うかもしれませんが、これから期間工をはじめようと思っている方の参考になれば幸いです。

ライン工の仕事は工程によって超ハード

ボクは20代のころに3つの工場で期間工を経験したのですが、その中ではじめて働いたのが埼玉県にあるホンダの狭山工場でした。

西武新宿線の新狭山駅から徒歩10分ほどのところに工場があります。

新宿の貸し会議室で行われていた出張面接会に参加して、1〜2週間後に入社しました。

配属されたのは完成車の組み立てライン。

1本のライン上を次々と流れてくる車のボディ(外枠)に部品を組みつけていく場所です。

だからそれぞれの工程ごとにやることはバラバラ。

ボクはボディにインパネ(インストルメントパネル)を組みつける工程を担当することになりました。

インパネというのは、車のメーターやハンドル、ダッシュボードなどがついた前の部分のことです。

これがとにかくハードだったんですよ。

仕事のキツさって主観が大きいので楽だと感じる方もいるかもしれませんが、担当がコロコロ変わる場所で前任者は3日で逃げ出したっていうんだから、ハードだと感じる人の方が多い工程でした。

夏場+日頃の運動不足で、はじめの頃は毎日尋常じゃない量の汗を垂れ流してましたね。

仕事内容は、まず機械でボディ右側から中に運ばれてくるインパネを両手で受け取ります。

インパネの重さはひとつ50〜60kg。

インパネを受け取ったら、ボディにガシャンとはめ込みます。

車種によってはめ方のクセが違って、コツを覚えるまではなかなか一発ではめることができないんですよね。

一発ではまらないと、インパネを持ち上げてもう一度ガシャン。はまるまでガシャンがシャン。

そうしている間はボディはどんどんラインを流れていて、時間が掛かりすぎると次の工程の人が作業区域に入ってラインが止まってしまうのでプレッシャーも大きいです。

インパネがハマったら車種ごとのおまけの作業をやって、ボディの左右からインパクト(電動ドライバー)でボルトを締めます。

ボディの外に出ている余裕はないので、中から身を乗り出してアクロバティックな体勢でネジ締め。

ネジが締まったらボディから降りて次のボディへ。

ここまでが1セットで、これを1日400台〜500台くらいやります。(2人1組でやっていたので1人200台〜250台ほど)

上司や同僚も優しいし、体力に関しては1ヶ月もすれば慣れてきます。

でもボクは身体のあちこちに不具合が出てきてしまいました。

重症だったのは膝と腰です。

ずっと膝立ちでインパネを持ち上げていたので膝腰が痛くて歩くのも辛くなって、整骨院に通院することに。

あとはインパクトを持ってボルトを締める工程が多いので、ばね指といって手の指が曲がらなくなる病気になってしまう人もいるそうです。

どの工程に配置されるかはほとんど運ゲーなので、どうしても辛かったら早めに配置換えを相談するのがいいと思います。

あっちもイヤ、こっちもイヤと何度も配置変えをするのは論外ですが、どうしても向き不向きはありますし、体を壊したら元も子もありませんから。

ちなみに時間は早朝7時頃からの早番と夕方15時頃からの遅番の2交代。(配属先によっては夜勤ありの3交代もあるそうです)

残業はほとんどありませんでした。

1度だけ棚卸しかなにかで終電がなくなって社員さんに家まで送ってもらったことがあったくらい。

住居はレオパレス(寮費無料)

ボクが入社したときには寮に空きがなく、会社が借りているレオパレスに住むことになりました。

同僚の中には入寮できた人や工場の近くのホテル暮らしになった人も。(今は寮が増えているようなのでまた状況が違うかもしれません)

レオパレスの部屋はごく一般的な6畳のワンルーム(+ロフト)。

外観は古めでしたが、内装をリフォームしているのか部屋はとてもキレイでしたね。

冷蔵庫やレンジ、洗濯機、テレビなどの家電も揃っているし、寝具も用意されていたのでほとんど手ぶらで入居できました。

最寄り駅は東武東上線の霞ヶ関駅。

東京国際大学がある駅です。

特別栄えているわけではありませんが、コンビニやスーパーはもちろん、駅前にマクドナルドや松屋もあったし住みやすい街でしたよ。

それに川越まで出れば遊ぶ場所でも何でもあるし、東京までも東上線で1本(川越〜池袋が特急で最短26分)なので、田舎で困ることはまったくなかったです。

少しだけ通勤が不便だったかな?

工場の最寄りの新狭山駅へ行くのに一度乗り換えがあるんですよね。

東上線の川越市駅で降りて西武新宿線の本川越駅に乗り換えるんですが、これが徒歩10分くらいあるんですよ。

だから途中から面倒になって自転車で通勤するようになりました。

工場の前に無料の駐輪場があったんですよね。

片道8km弱くらいだったんですが、Giantのクロスバイクを買ったのでむしろ通勤時間は短くなったし、田舎道を走るのは気持ちよかったです。

ホンダの食堂は最高でした

ホンダの期間工をやっていて特に印象に残っているのが食堂です。

メニューも豊富だし味もおいしくて、ボクの経験上ではダントツでレベルの高い食堂でした。

期間工で働く工場はどこも広いので、外に食べに行くっていうのは現実的じゃないんですよね。

だから食堂がなかったりあってもビミョーな工場だと、朝コンビニでおにぎりやパンを買っていくことになります。

期間工は肉体労働なので、ちゃんとした食堂があるのはポイントが高いです。

それにホンダの場合、食堂や売店の精算はICカードで行って給料天引きされる仕組みなので、お金に余裕がないときでもお腹いっぱい食べられるのがありがたかったですね。

3ヶ月で逃亡

ホンダでの仕事は結局、3〜4ヶ月ほどで逃亡してしまいました。

ボクは3つの工場で期間工をやったのですが、体力的には一番キツかったです。

でも別にホンダだからキツイという話ではなく、たまたま配置された工程が自分にはハードすぎました。

何を作っている工場のどんな工程に配置されるかによって仕事内容はまったく違います。

同じ完成車の組み立てラインの中でも、ボルトを締めるだけの工程やボタンを押すだけの工程だってあります。(それはそれで精神的にキツいかもしれませんが)

今となっては、上司に相談するべきだったと反省しています。

まとめ

今回は、ホンダの期間工の体験談をまとめました。

ボクは結果的に続かなかったんですが、それはたまたま任された仕事が合わなかっただけ。

給料や満了金で(ギャンブルなどで浪費しなければ)お金は確実に溜まっていくし、環境も素晴らしいところでした。