クールダウン、クール、ダウン。

冷静と情熱のあいだ

近ごろ、調子がいい。

ブログの毎日更新をはじめてからというもの、すこぶる調子がいい。並に乗っている。11月はブログをはじめて以来はじめて、セミナーに参加することになった。しかも3回も。ブログ運営のお悩み相談もスタート。前職時代の仲間と会う約束もある。要するに、調子がいい。

この感触は、わるくない。どれくらいぶりだろうか。たしかな手応えを感じる快楽な日常なんて。でも、調子がいいはずなのに、ボクの心をザワザワと胸騒ぎする。

近惚れの早飽き

調子に乗っているのは大変喜ばしいことではあるのだけれど、同時に、危機感も感じている。ボクという人間が調子に乗ったときにどういう結果を生むか、身に沁みているからだ。

ボクという人間は”近惚れの早飽き”、つまり熱しやすく冷めやすい。罪人を焼き尽くす地獄の業火のように激しく燃え上がり、かと思えばわずかに水しぶきを浴びたくらいのことで、火は立ち消えになり、冷え冷えとした仄暗い闇が心を覆い尽くす。

ボクは、そういう人間だ。自分の脚の回転の速さについていけなくなって転ぶような、人間だ。学業でも仕事でも恋愛でも、調子に乗って空回りして、失敗を積み重ねる。

それを痛感しているからこそ、この調子の良さには非常な危機感を抱いている。

クールダウン、クール、ダウン

真人間になろうなんて、これっぽちも思っちゃいない。変人上等。ふつうや安定を追い求めるほどつまらん人生はない。

ただ、それとこれとは話が別だ。情熱は、コントロールしなくてはならない。コンロにだって、強火、中火、弱火があるじゃないか。なんでもかんでも強火で熱していたら、料理もクソもあったもんじゃない。物事には丁度いい塩梅というものがある。

ずいぶん前に酒飲み仲間の坊さんがこんなことを言っていた。

俺は、いつも自分を客観視している。俺の頭の斜め上のほうから、もう一人の俺が俺を見ている。もう一人の俺が俺を抑制してくれる。

たしかにそいつはいつも冷静な奴で、ちょっと自信家で頭が固いキライはあるが、仕事もできるし情に熱い。贔屓目に見てもなかなかできた人間である。

そんな奴が言うんだから、きっとそうなんだろう。まさか本当にもう一人の自分が見えているわけではなかろうが、自分を他者として客観視するイメージとしては非常にわかりやすい。そういえば前に何かのテレビ番組でやっていたが、地図を見なくても目的地にたどり着けるような方向感覚に優れた人は、上空から見下ろすイメージで街並みを捉えているらしい。

今、自分という人間を客観的に見て、どうだろう。

ちゃんと前に進んでいるだろうか。知らず知らずのうちにダサい生き方を選んではいないだろうか。

クールダウン、クール、ダウン。

調子の良いときだからこそ、歩みを緩め日常を丁寧に紡いでいこう。

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ニシムラ・ケイイチ

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