
みさきまぐろきっぷを使って三浦半島の先端・城ヶ島へ行ってきたのでご紹介。
「みさきまぐろきっぷ」は京急電鉄が販売している、京急の電車バス乗車券とまぐろまんぷく券、三浦・三崎おもひで券の3枚がセットになったお得な切符だ。
まぐろまんぷく券と三浦・三崎おもひで券は、店舗リストの中からそれぞれ好きなお店をチョイスすることができる。
京急線の各駅で買うことができ、品川からなら3,500円、横浜からなら3,400円で一日楽しむことができる。
城ヶ島の町並み
△城ヶ島の観光案内板。左端(港)から右端(城ヶ島公園)まで歩くとちょうどいい散歩になる。
城ヶ島公園
△白秋碑前のバス停で下車して駐車場の奥へ進むと、城ヶ島公園へと続く入り口があらわれる。白秋碑という名前は、歌人の北原白秋が城ヶ島を愛したことに由来する。
△入り口を抜けて突き当りを左へ。道なりにのぼっていくとすぐに城ヶ島公園にたどり着く。
△もう少し。
△途中には馬の背洞門やウミウ展望台へと続く道も。ウミウ(海鵜)というのは海岸にいる鳥のこと。帰りに寄ろうかと思ったが、あと1200mと書かれた看板を見て断念。
△城ヶ島公園の全景。いくつか広場があって子供たちが駆け回っていた。
△この日は身体が浮き上がりそうになるほど風が強く、海は日本海並に荒れていた。
「かねあ」(まぐろまんぷく券)
△城ヶ島のバス停からちょうど右奥に見える商店街のような細い路地を進むと、今回の目的地「磯料理 かねあ」がある。
△まぐろまんぷく券を使える店舗の一覧を見ているときに”かねあ“の文字が目に止まった。昔、東進の今井宏先生のブログで読んだお店じゃないか。というわけで迷わず決定。
今井先生のブログが書かれた2008年当時は”カネあ”だったらしい。残念ながら最近は不漁らしくイカの丸焼きや”しったか”はなかった。
お店を見つけて中を覗くと、気立てのいいお姉さんが席へ案内してくれた。
△本来まぐろまんぷく券で食べられるのは三崎まぐろと湘南しらす地魚セットなのだが、お昼時はとっくに過ぎていたので生しらすがもう少ないのか、お刺身定食とお刺身定食(上)も選べるとのことだった。
せっかくなのでお刺身定食(上)を注文。
地魚セットがいくらするのかはわからないが、2,160円の定食も選べるなんてずいぶん太っ腹だ。
△5分もすると料理が運ばれてきた。寿司下駄に乗ったお刺身とマグロの煮物(名前を聞いたが忘れてしまった)、ご飯にみそ汁、漬物。
△マグロのお刺身以外にも、漬けマグロや釜揚げしらす、サザエのつぼ焼きも乗っている。
△この小鉢の名前を完全に失念してしまった。コラーゲンがたっぷりだという情報だけは覚えている。(プルプルで味は抜群だった)
三浦マホロバ温泉
すっかりお腹も満たされて、時間は午後3時。
まだ日も明るいが、自宅まで3時間弱掛かることを考えれば帰宅ラッシュに巻き込まれないように早めに帰りたい。
というわけですぐさまバスに飛び乗った。
しかしふと気づいたが、この日は春分の日。祝日だ。道理で人が多いわけだ。
三崎口〜城ヶ島の行き帰りのバスもぎゅうぎゅう詰めで、
「平日でもこんなに人がいるなんてえらい人気だなあ」
なんて呑気に考えていたが、祝日なら混んでいても仕方がない。
みさきまぐろきっぷには、まぐろまんぷく券のほかに「三浦・三崎おもひで券」というやつがついている。
たくさん歩いて足もクタクタ。早く帰りたいけど券を使わないのももったいない。
そんなことを考えながらホームページの店舗一覧を眺めていると、「三浦マホロバ温泉」という温泉施設を見つけた。
おもひで券が使えるお店はほとんどが三崎周辺で、しかも駅からは離れていてバスでないと行けないようなお店ばかりだ。
ところがお土産屋さんの三浦ストアと三浦マホロバ温泉はどちらも、三浦海岸駅のすぐ近くにある。
よし、決めた。旅の疲れを温泉で癒して帰ろう。
そんなわけで三崎口駅から一駅の三浦海岸駅で途中下車。(みさきまぐろきっぷは途中下車もできる。※逆戻りは不可)
△駅からほんの5分ほどのところにマホロバ・マインズ三浦という巨大なホテルが建っている。
よくは知らないが、スパリゾートハワイアンズ的な施設だろうか。
3階と4階に大浴場があり3階には露天風呂も。男女の入れ替え制でボクが行ったときには男性が4階。
温泉内の写真は当然撮っていないが、広々としていていいお湯だった。
追伸、みさきまぐろきっぷは心配になるほどお得
あとで気になって本来の費用を計算してみたんですが、
- 横浜〜三崎口(電車) 往復 1,040円
- 三崎口〜城ヶ島(バス) 往復 800円
- かねあのお刺身定食(上) 2,160円
- 三浦マホロバ温泉 1,000円
合計 5,000円
観光客誘致のための切符だし現地でお金を落としてくれることを見込んでの料金だとは思いますが、それにしたってお得ですよねえ。
ボクのようにほぼ切符しか使わない人なら、5,000円もあれば城ヶ島を十分満喫できてしまいます。
絶景を眺めておいしいものを食べて温泉で癒やされて最高の一日でした。