11.11 jMatsuzakiセミナーレポート① ブログで食っていくのにPVなんていらない

11.11 jMatsuzakiセミナー

こんにちは、ニシムラ(@nissy421)です。

2017年11月11日に目黒区東山の大橋会館にて開催されたjMatsuzaki株式会社の”個人ブログ起業セミナー”(jMatsuzakiセミナー)に参加して参りました。

早速レポートを書こうと思ったのですが、あまりの感動にとてもとても1回ではまとめきれません。ゆえに3〜4回に分けて、セミナーの様子をご紹介していきます。

私の愛しいjMatsuzaki様へ

実は今回のjMatsuzakiセミナー参戦は、ボクにとっては大変深い意味を持っていた。というのも、ボクはこれまでブログ運営のセミナーやサロンに参加したことがなかったからだ。

ブログビジネスの最大のメリットは小資本ではじめられること。ブログ運営には1円も掛けるな” “セミナーやサロンに参加するのは自力で1万円稼いでから“と自分のブログの読者さんに繰り返し説いていた手前、ひたすらに自力でここまでやってきた。

そもそも、”セミナーなんか行ったって著書を超える著者なんんていない。セミナーに行くくらいなら、その人の本を100回読め“という気持ちがボクの根底にはあって、行こうという気すら起きなかった。

しかし、そんな意固地なボクが何を置いてでも行かなければならないと決意したセミナーが、jMatsuzakiセミナーだったのだ。

jMatsuzakiの伝説の演説が目の前で

ここに、一本の動画がある。2015/04/12に公開されたこの動画は、約2年半がたった今でもわずか400回ほどしか再生されていない。

しかしなんの拍子だったかたまたま、誰ともわからぬ男がひとり語りをするこの動画を見たボクは、雷に打たれた。あまりにショッキングな映像に、その後何度見たことか。もしかしたら400回のうち350回くらいはボクが再生したんじゃないだろうか。

それくらい、このjMatsuzakiという人物の虜にされてしまった。どうしても会ってみたかった。あの伝説の演説を、生で見てみたかった。

そして、その夢は今日、実現した。

ブログで食っていくのに、PVなんていらない

ブログセミナーに参加したのは初めてだったわけだから、これまでで一番なんて言っても意味がない。しかし確実に、自分史上1,2を争う衝撃的な体験だった。ボクは”感動”という雷に二度打たれた。

jMatasuzakiさんの講演の中でとくに印象に残ったのは、“ブログで食っていくのに、PVなんていらない”という話。

ご存知かもしれないが、ボクはブログやTwitterで自分のブログのPVや収益を公開し、それを全面に押し出してブログを書いてきた。そんな人間にとってはまさに青天の霹靂。詳細は次章に譲るとして、本当に衝撃的な内容だった。(Twitterやブログのプロフィール上から突然PVや収益の文字が姿を消したのはこのため)

まだだいぶ後の話になるが、ボクはこれからjMatsuzakiさんが率いるとあるプロジェクトへの参画が内定している。これまで誰にも頼らずに独学を貫いてきたボクが、jMatsuzakiとその熱い仲間たちであれば、すべてを託してもいい。託したい。そう思えるくらいにあまりに革命的でバーニングな講演であった。

jMatsuzakiセミナーの名言をまとめてみた

本当は全文書き起こしたいくらいなのだが、セミナーで弁護士の河野先生から著作権についてのお話を聞いたばかりなので、今回は個人ブログ起業セミナーのjMatsuzakiさんの講演の中からとくに響いた言葉たちを厳選してご紹介しよう。

いずれにしろ、あの感動は実際にセミナー会場に足を運んだ者にしか味わうことができないだろう。ボク自身が繰り返し読んで心に刻むため、またセミナー参加者様の復習用としてまとめておく。参加者にはセミナーで使用した詳細なスライドも配布されているので、スライドと照らして講演を思い出しながら読めばさらに理解が進むだろう。表現や言葉尻など、脳内変換によって実際の発言と異なる場合もある旨ご承知おき頂きたい。

人生の真の喜びとは

自らが偉大と認める目的のために

自分自身を使うことである

-ジョージ・バーナード・ショー

1年間会社と家の往復をして無益な時間を過ごしました。そのときの私の口癖は”時間よ、早く過ぎさってくれ”。私はふと気づきました。夢を諦めてまでやるべきようなことは、何一つとしてなかったって。そのとき私は、苦役を背負ったラクダが、自由を求めて立ち上がった獅子のように、こう叫んだわけです。たった2日の休日のために残りの5日をドブに捨てるような生活は馬鹿げてる。どうせやるんだったら7日間すべてを情熱の炎でバーニングさせるような人生じゃないと。
そのブログは、私の情熱の投影に他ならない場所になることを願ってこう名付けました、jMatsuzakiって。
ブログをはじめたのは、アウトプットによってインプットの質を上げるため。読者のことなんか、まったく考えちゃいませんでした。でも不思議と、読者が増えてきた。なぜなら、システム屋から音楽家へ、その最後の悪あがきを面白がってくれる人たちが増えたからです。
ブログはオワコン?そんなわけありません。ブログはただの流行なんかじゃない。むしろブログは、これからがおもしろいのです。今諦めてしまうのは実にもったいないこと。
ブログのパワフルな点は、それが軸になることです。ブログを中心にしてそこから事業を築ける。その柔軟性がブログの素晴らしいところです。自分の事業をブログを起点に築いていく、ブログに依存しない事業を築く。これを私は個人ブログ起業と読んでいます。
ブログがとくに素晴らしい点は、パーミッションマーケティングにあります。ブログは、知らない企業から自分のポストに勝手にDMが投函されているダイレクトマーケティングとは全く違うのです。なぜなら、勝手にはDMを投函しないから。パーミッションというのは承認という意味です。ブログは常に、読者の承認を貰ってから読んでもらえるものです。ここがとにかく違う。DMは勝手に送られてくる。だから、無視されるんです。ブログは、”私はこのブログを読む”と決意を持った人だけが読んでくれるツール。だから刺さるのです。
ブログを通じて得られるのは、広告費ではありません。人間との信頼関係です。これがとにかくすごい。ブログがあれば、一度も会ったことのない人間と信頼関係を築けてしまうのです。ここに無限の価値が眠っています。
(これからの時代は、)アーティストとして働きなさい。

■ jMatsuzakiさんが講演でオススメしていた本①

  • 『「新しい働き方」ができる人の時代』(セス・ゴーディン著、三笠書房)
ブロガーにとっての最初の壁は、PVと広告費に依存しないブログ運営をすることです。ブログの広告費は1PV0.5円。ブログだけで食べていくためには100万PVが必要。月間100万PVあれば月50万円の収入が入ってきます。プロブロガーと呼ばれる人たちはだいたい100万PV以上あります。しかし個人では、本当に限られた人間にしか到達できないでしょう。
個人ブログはアクセス数で勝負しないこと。アクセス数で勝負したら企業には勝てません。企業のメディアには、一日に10件以上の記事が投入されます。これを個人でやるのは大変。また、AIによる記事の自動作成も進んでいる。この中で個人ブログがアクセス数で勝とうとするのは無茶があるのです。
※編注:ボクが以前編集をしていた某ニュースサイト(ポータルサイト)では1日500記事以上が投入されていた

個人ブログの突破口は、人間味にあります。ブログは著者の最前線で起きているドキュメンタリーです。ドキュメンタリーを書けば、企業なんかと真っ向で勝負しなくていいブログを作れる。なぜなら企業メディアは、著者名を出すのを嫌うからです。大手メディアは数で勝負するが、我ら個人ブログはもっとゲリラ戦で行く必要があります。それが、ドキュメンタリーブログなのです。何を書いているかではなく、誰が書いているかを見てもらうのです。
ドキュメンタリーブログには色々なパターンがあります。最初は、説得するより模範になることです。”これやってみてください” “これいいから買ってみてください”そんな説得はいらないのです。それよりも模範になることです。そうすれば、人は自然についてきます。正面から説得するのではなく背中を見せる。”俺はこうやった”それでいいのです。説得するより、模範になること。読者を、連れ小便に誘うことです。「俺はこっちに行くことに決めたけど、君も一緒に来るかい?」って。小難しい説得はいりません。来るやつは来る、来ないやつは来ない。それでいいんです。自分はこっちに行くことに決めたけど、君は来るだろうか。それは読者に委ねればいいんです。
心配して、自分を出すことを恥ずかしがってしまう。これが、個人ブログのパワーを削ってしまうのです。自分を出す、それはつまり人間味を出すこと。葛藤、苦悩、ツライこと、悲しいこと、そいういう感情的な、人間味の出る、自分自身を出すことを恥ずかしがらない。ここを恥ずかしがってたら、なかなかそのブログは育ちません。人間味が見えないからです。
ヲタクになること。これを重視してください。平均的な人に、平均的なモノを紹介するのは大手メディアのやることです。私たちは、徹底的にヲタクに向けて書く。たとえばApple製品はオススメしません。もはやヲタクじゃないから。平均的な人に平均的なモノを売る戦略が、そういうテーマなんです。もっとヲタクに絞っていいんです。平均的な人に平均的な商品を売る、それは、資金のあるメディアのやり方です。ボクたちはヲタクに向けて書きましょう。徹底的に少人数のイノベーターとアーリーアダプターにフォーカスすることです。
おもしろい人生がおもしろいブログになります。ドキュメンタリーブログでは。もし自分のブログを読んでおもしろくないと思ったら反省が必要です。それはイコール、人生がおもしろくないということだから。人生をおもしろくしようと思えば、おもしろいブログは自然に出来上がります。これは非常にシンプルな考え方です。つまらない人生を送りたいなんて人はいないでしょう。だから、人生をおもしろくすればいい。人生がおもしろくなれば、おもしろいドキュメンタリーブログができます。いきなりでかいことをやる必要はないんです。もっと小さなことでもおもしろいことがある。だからおもしろい人生を送る、まずはそこに集中しましょう。

■ jMatsuzakiさんが、ブログを参考にするよう言及していた人たち

jMatsuzakiさんがブログをはじめたキッカケになったブログ。運営者は大橋悦夫(おおはし えつお)さん。

Twitterだけで出版を実現したり事業を起こしたTwitterのスペシャリスト。
(※F太さんはjMatsuzakiさんが主催するオンラインコミュニティ「ライフエンジン」のメンバーで、この日のセミナーにも来られていた。そしてトイレですれ違ったのだけれど動く生F太さんに緊張して声を掛けられなかった)

立花岳志(たちばな たけし)さんが運営し、月間200万PVを誇るブログ。著書多数。作家や心理カウンセラー、イベントプロデューサなど、ブログに囚われない自由な働き方を実現している。

普通のサラリーマンから一転、プロコーチという新しい働き方をブログで実現した大下千恵(おおした ちえ)さんの運営するブログ。

パトスの表情といって、古代ギリシャ人の美徳は苦しい感情や悲劇を堪え、表情に出さないことでした。武士道も然り。日本人はとくに共感できるのではないでしょうか。でもそれが、イケないのです。パトスの表情をしていたら、伝わらないのです。ブログは、もっと人間的に。死にゆく定めである人生の悲劇をグッと堪えて出さない、じゃあ伝わらないのです。もっと、出しましょう。感情を。人間味を。自分が考えていること。苦悩。葛藤。そういった人間味を出して、はじめておもしろいドキュメンタリーブログが生まれるのです。
失敗をネタにして、人間味を出す。そういったものが逆に人間味になって、読者さんが着いてきてくれるのです。上手くいかなかったら、それをどんどん出しましょう。失敗したらそれをどんどん出しましょう。苦しいこと、葛藤があったらそれをどんどん出しましょう。恥ずかしがらないことです。自分を出すことを。オススメは、深夜に酒を3杯くらい飲んでからブログを書いてみましょう。私はそういうことをよくやりますが、朝起きたら”あんな記事を書いてしまって恥ずかしいなあ”ってそれくらいがちょうどいいんです。朝起きてブログを読んでみて恥ずかしいと思ったらそれが正解です。そういう人間味がおもしろい。
テクニカルライティングは最低限抑えておく必要がある。ただ、テクニカルライティングだけでは、これからは伸びません。どんどん伸びなくなってくる。それは、誰でもできることだからです。企業が大きい資本を投下して、テクニカルライティングを書ける、取り替えの効く人間にやらせているからです。これから求められるのは最低限テクニカルライティングを抑えて、クリエイティブ・ライティングを発揮することです。そのコツは、人間味です。
“優秀であることは、凡庸であることだ”(セス・ゴーディン)上手くある必要はありません。キレイである必要はありません。岡本太郎もこう言っていました。”今日の芸術は上手くあるべきではなく、キレイであるべきでもない”って。汚くていいんです。稚拙でいいんです。優秀であることは、凡庸であること。それは、平均的な人間に平均的なモノを売る、大手企業がやっていること。私たちがやるのは、少人数のヲタクに対して、稚拙で、幼稚でも、人間味のあるクリエイティブでモノを売ることです。
ドキュメンタリーブログの3つのかけがえのない要素があります。挑戦と、体験と、発見です。これが揃っていないとドキュメンタリーブログはできません。情報ブログというものがあります。人に役に立つ情報を出して多くのPVを稼ぐ。これが基本的な、多くのブロガーが考えているブログのセオリーです。これをボクがオススメしないのは、発見しかないからです。もっとあなたが何に挑戦しているのか、それを通じてどんな体験をしたのか、そして最終的にどんな発見をしたのか。この3つが揃ってはじめて、人間的なストーリーが生まれます。そのストーリーが、ドキュメンタリーブログです。

■ jMatsuzakiさんが講演でオススメしていた本②

  • 『アイデアのちから』(チップ・ハース,ダン・ハース著、日経BP社)
ですから、読者を増やす必要はないと私は思います。それよりも、読者を選ぶことです。読者を増やすより、読者を選ぶこと。PVを増やすんじゃありません。想定読者を増やしてください。そして、記事をただ読んでもらうのではなく、その読んでくれた人を行動に突き動かすこと。これが、人間味のあるブログのゴールだと思います。
私が定期的にオフ会やセミナーを開催するのは、(一人0.5円の)公式を忘れるためです。一人の人間は0.5円なんかじゃありません。私のブログを読んでいるのは、あなたたちのような、血の通った人間であるということ。そういう人間が何を考えているのか、何を求めているのか、それを生の場所で知りたいから。だからこういう会を開いています。ぜひ読者さんが増えてきたら、読者さんに会いに行くことをオススメします。あなたは今日、私に会いに来たと思っているかもしれない。でも逆もあります。私は、あたなに会いに来ました。私のブログを読んでいるのが、人間だってことを思い出すために。
私は想定読者を、つまりアップルパイと呼んでいるのですが、アップルパイというものがどういう人間であるか、具体的にEvernoteの中に定義されております。大切なのは、想定読者を定義しておくことです。
アクセスがなければ収入が入らないと思うかもしれません。しかしそんなことは、気にしないことです。なぜなら、選択肢は無限だから。広告費なんて、非常に限られた選択肢のひとつでしかありません。実際には、ブログを起点にいろんな働き方があります。その無限の可能性を自分自身で作り上げていきましょう。

■ jMatsuzakiさんが講演でオススメしていた本③

  • 『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』 (山口 揚平著、メディアワークス文庫)
よく勘違いしてしまうのが、ブロガーが孤独な作業だと思ってしまうことです。そうではありません。ブロガーは、実際に活躍しているブロガーは、チームで動いています。ですから、人のブログに興味を持ちましょう。ブログをがんばりたいんです。そういう人にはいっぱい会ってきました。その中でもほとんどの人は、人のブログに興味を持っていないことが多かったです。本当にブログで上手くいっている人、彼らは他人のブログをいっぱい読んでいます。その中から、ブログの書き方というのを、いい例も悪い例も学んで、それを自分に昇華していくのです。人のブログに興味を持ちましょう。
ブログでフリーランスでいくのなら個人で働くことになりますが、個人で働くというのは個人で孤独に働くということではありません。チームを作って苦手なことを人に任せ、自分の強みで突き抜けましょう。チームを作りましょう。そして、自分の強みを伸ばすことに投資を怠らないことです。ブロガーの一番の資産は、自分の強みを知っていることです。自分の強みについてより具体的に知っている人間が、一番強い。それがブログの一番の資産になります。強みを知ることへの投資を、怠らないことです。
ブログの結果が出るのは半年後です。毎日ブログを更新して100記事書いた。そういう人がいます。100記事書いて、アクセス数も上がらず読者もつかず挫折してしまった。それは、当たり前なんです。なぜなら、結果が出るのは、半年は掛かるから。100日書いた記事、その結果が出るのはそれから半年後です。最短でも半年待ってみないと、その施策が合っていたのかどうかはわかりません。だから、せっかちになるのは止めましょう。
最後に、今日私がこの会を企画したのは、ブロガーを増やすためではありません。ブロガーを増やすとか、ブロガーの収入を増やすとか、ブログで成功する人を出すとか、ブログの成功者を増やすとか、そんなことにはまったく興味がないんです。別にそんなことはどうだっていいことです。私が興味があるのはひとつだけです。生き方を変える決定的な日が作れるかどうか。今日この日が、あなたにとって決定的な日になることを願っています。

この記事を書くにあたり講演を録音したテープを何度も繰り返し聴いていて気づいたのだが、jMatsuzakiという人は歌うように話す。本人がそれを意識してやっているのかは定かではないが、言葉選びのセンスと、言葉を音に乗せて運ぶリズム感が天才的で、それが聴衆を、一度堕ちたら二度と戻れないjMatsuzakiワールドへと引きずり込むのだと感じた。ただし、堕ちた先にあるのがいつも地獄とは限らない。あるいは楽園だって。

貴下の従順なるアップルパイ ニシムラより

jMatsuzakiさんはここに居るぞ!!

レポートを読んでjMatsuzakiさんに会いたいと思ったあなたは、こちらを参考にされたし。

ABOUTこの記事をかいた人

ニシムラ・ケイイチ

ブロガー | Webライター | 九州男児 | 立教大学中退| 好き→猫、旅、読書 | 趣味で文系エンジニア | 夢はおっぱい | 童顔だけどオッサンだもの | 美しい言葉や素敵な文章が集まる日本一のブログを目指して、心震わす珠玉の読み物をあなたに。詳しいプロフィールやお仕事のお問い合わせはこちら⇒ ニシムラ・ケイイチのプロフィールとお問い合わせのページ