by ニシムラケイイチ
ブログ相談にて、こんな質問を頂きました。
効率のいい記事の書き方や情報の集め方について教えてください。
というわけで回答していきましょう。ブログの書き方は人によって違うと思うので、あくまでボクの書き方をご紹介します。
[aside type=”normal”]基本的にデバイスに依存しないアプリやツールを選んでいるので、WindowsやMacでも使えるものが多いと思います。[/aside]
Chromebookブロガーのブログの書き方!アイデア出し〜公開【2017】
ボクのブログの書き方については、2016年10月18日にこんなブログを書いている。
▷裏側を大公開!ブロガーのブログ執筆から完成までの8つの手順 | 純喫茶ニシムラ
今読み返すとなかなか新鮮だ。当時はこれがベストだと思っていたのだけれど、1年も経つとさすがにブログの書き方も大きく変化している。とくに今年はChromebookに最適化した書き方を追求してきた。
そこで今回は、昨年の記事と比較しながら2017年版のブログの書き方をまとめておこうと思う。来年はどんな風に成長しているのか今から楽しみだ。
Chromebookブロガーのブログの書き方1 記事のアイデアをストックする
昨年の記事では、ブログのアイデアは「Google Keep」というGoogle謹製のメモアプリにストックしていた。
今でもGoogle Keepは使っているのだけれど、ブログ用というよりは咄嗟のメモ用として使っている。それに同じGoogleアカウントでスマホやPCを同期しているので、テキストなどをスマホからChromebook(または逆)にリアルタイムで送りたいときにも活用している。
では記事のアイデア出しはどこで行っているのかといえば、「チャットワーク(ChatWork)」を使っている。
ChatWrokはビジネス版のLINEのような無料チャットアプリだ。ブログ相談のフォローアップやライターさんとの情報共有で使い始めたのだけれど、ChatWorkは自分のチャットグループをいくつも作ることができる。(ファイル共有やタスク管理もできる)そこでネタだし専用のチャットグループを作って、何か思いつく度にポンポン投げている。
アイデア出しのツールに関してはGoogle KeepでもChatWorkでもいい。大切なのは、デバイスフリーであること(AndoroidでもiOSでもPCでも同期して使える)。そして動作が軽いこと。これを満たしているメモアプリであればどれを使ってもいいと思う。
Chromebookブロガーのブログの書き方2 WorkFlowyでアウトラインを作る
1年前は早速文章を書いていたのだけれど、今はブログの文章を書いていく前に「WorkFlowy」という無料アプリで記事のアウトライン(見出し)を作っている。(オピニオン系の記事や感情の赴くままに書くことも多いけれど、とくにノウハウ系の記事を書くときはほぼ必ずアウトラインを作っている)
アウトラインを作るときに意識しているのは、見出しを3つ(以内)にすること。ブログでは基本的に1記事1テーマが推奨されている。1テーマの中で、たとえばおすすめポイントを3つ、注意点を3つなど、3つまでのポイントを絞って書く。それ以上は諦める。(今回のように手順を書いたり、まとめ記事を書くときは別)
3という数字には塾講師時代からこだわりがある。たとえば90分の授業で大学入試の英語の文法問題を20題扱うとして、深掘りするのは3つまで。残りは解答のみでサッと流す。ブログでも同じように1を教えて10を理解させるのが理想とするところだ。
Chromebookブロガーのブログの書き方3 Writeboxで記事を書く
アウトラインが完成したら、いよいよ文章を書いていく。
執筆のためのエディタはたくさんあるが、ボクは1年前と変わらず「Writebox」を使っている。以前はChromeのWebストアにアプリがあったのだけれど、いつの間にかなくなってしまったため、今はブラウザ版を使っている。ダウンロードや会員登録は不要だし、基本的にWindouwsでもMacでもiPhoneでもAndroidでもデバイスフリーで使うことができる。
ローカルやGoogleドライブなどに.txtファイルとして保存することもできるのだけれど、ボクは基本的にファイルは作らず下書き状態でどんどん書いている。直近の50件は一時的に保存されているので、ファイルに保存しなくても後から見返したり2〜3記事を並行して書くこともできる。
それからショートカットキーを覚えると、書くのがかなり早くなる。
情報を調べながら文章を書くとき、ボクはブラウザ(ウィンドウ)を3つ開くようにしている。ひとつは執筆用、もうひとつは調査用、最後に固定用のブラウザ。基本は執筆用のブラウザを開きながら、ググるときには【alt + tab】でブラウザを移動しながら、【ctrl + リンク】や【shift + リンク】で別タブや別ウィンドウにリンク先のページを開いてググっている。慣れない人はリンクをクリックするたびにブラウザバックで戻っているが、これは非常に効率が悪いし、ちょっとしたことでも積み重ねるとずいぶん効率が良くなる。
ちなみにボクがよく使うChromebookのショートカットキーは以下の記事でまとめたので興味があれば読んでみてほしい。(WindowsやMacでもキーはほとんど変わらない)
▷超基本!Chromebookの文章執筆が楽になるショートカットキー20選 | 純喫茶ニシムラ
Chromebookブロガーのブログの書き方4 文賢で校閲する
これは1年前にはまったくなかった手順だ。
文章が完成したら「文賢」という校閲・推敲ツールを通す。
文字数や漢字の使用率を教えてくれたり、誤字脱字、”てにをは”や敬語、句読点、文末表現など細かい点も指摘してくれるので大変助かっている。
月2000円なので、30記事書くとして1記事あたり60円。コスパも最高である。
Chromebookブロガーのブログの書き方5 WordPressで編集する
さて、ここまできていよいよWordPressの新規投稿画面へ文章を貼り付ける。
ブログ相談に乗っているとき、”WordPressの投稿画面全然使わないんですね!“とびっくりされたのだけれど、たしかにブログを書く段階では投稿画面はほとんど使っていない。ほかの方がどうしているのかはよく知らないけれど、作業過程ごとにツールを分けたほうが効率はいい気がしている。
編集画面では完成した文章を貼り付けて装飾をするのだけれど、あらかじめ”パーマリンク(URL)“や”カテゴリ“、”アイキャッチ画像“などの”側”を先に設定してしまうことも多い。これは好き好きなのでどちらでもいいと思う。
タイトルをつけるのは最後。これは1年前と変わっていない。タイトルは一番大切なので完成した記事を読んで決める。以前はプラグインでタイトルボックスに文字数カウントを表示していたが、邪魔なのでChromeブラウザの拡張機能を使うようにしている。
投稿画面では、たとえば画像を挿入したり、bタグやstrongタグなどで文字を装飾したり、リンクを貼っていく。WordPressの投稿画面にはヴィジュアルエディタとテキストエディタがあるが、基本的にヴィジュアルエディタは使わない。最初は手こずるかもしれないけれど、慣れてきたらテキストエディタのほうが断然早い。
マークダウン記法という、特殊記号を使ったWebライティングの書き方を知っていれば、「JP Markdown」のようなプラグインを使ってさらに執筆を効率化することができる。ボクは最初にWorkFlowyで見出しを書き出す段階からマークダウン記法を使っている。
マークダウン記法はたとえば、#が見出し(H1~H6)、*がリスト、>が引用などHTMLタグの装飾を文字に置き換えて表現することができるので、いちいち投稿画面で見出しを装飾する必要がなく効率よく書くことができる。
WordPressプラグインの「AddQuicktag」に挨拶文やよく使うタグを登録しておのも忘れない。Chromeブラウザの拡張機能「Create Link」は、リンク先を別タブで開くように設定しておく。
Chromebookブロガーのブログの書き方6 Pixlr Editorでアイキャッチを作る
アイキャッチ画像は、1年前はGoogleスライドで作っていたらしい。(あんまり覚えていない)
今は「Pixabay」や「Unsplash」などでいい感じのフリー素材を探して、「Bulk Resize Photos」でリサイズしておしまいということも多い。
ガッツリ編集したいときは「Pixlr Editor」というChromeアプリを使っている。本当はPhotoshopを使いたいところだけれど、Chromebookでは現状使うことができない。その代わりがPixlr Editor。ちょっと慣れるまでは操作がややこしいけれど、Photoshopにとてもよく似ていて無料ながら機能はかなり充実している。
あとは今使っているChromebook(ASUS C302CA)ではGoogle PlayストアのAndroidアプリも使うことができて、その中に「Adobe Photoshop Lightroom CC 」を見つけて早速ダウンロードしたので、こちらも徐々に使いこなしていきたいと思っている。
Chromebookブロガーのブログの書き方7 公開、SNSでシェアする
アイキャッチを設定してタイトルを決めたら、あとは公開するだけ。
抜粋やAll in One SEOのディスクリプションを書き忘れがちなのだけれどSEO的にもここは大切なので必ず埋めておく。あとは余裕があればプレビューを見ながら一度声に出して読んでみるといい。文賢を通していても、声に出してみると日本語的におかしいところなどが多々見つかる。
公開時間について、”予約投稿をするべきなのか“という議論が参加中のコミュニティでもつい最近あったのだけれど、個人的にはいつでもいいんじゃないかと思っている。
アメブロやはてなブログのようなそれ自体がSNS的なコミュニティを形成しているブログサービスならともかく、WordPressでは基本的に何時に更新しようが、Feed購読でもしていない限り、こちらからTwitterやFacebook、メルマガなどでお知らせしないと読者さんは更新通知は受け取れない。それであれば更新時間は何時でもいいのかなと、真夜中に更新することがめっきり多くなった。
1年前は過去記事のTweetなども自動ツールで積極的に行っていたが、それも止めてしまった。最近のTwitterはおすすめの投稿がタイムラインで表示されるようになっているが、なんでもリンク付きのTweetばかりのアカウントは露出が減って不利らしい。
あとはFacebookページ、Google+、はてなブックマークでもそれぞれ記事をシェアしたら作業は完了。
そんな感じで、日々ブログを書いている。
もっと効率のよい書き方というのもあるのだろうけれど、ブログは結局”慣れ”の部分が大きい。たくさん書くうちにタイピング速度が上がったりツールの使い方に慣れて徐々にペースが上がってくるはずなので、まずは効率よりもたくさんブログを書くことを意識したほうがいいように思う。
おしまい。
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