by ニシムラケイイチ
私は日々Chromebookを絶賛しているわけですが、熱心な読者様においてはこんな疑問を持たれることでしょう。
Chromebookが良いものなのはわかったけど、不便な点もあるんじゃないの?
たしかにメリットばかりをお伝えするのは少し卑怯かもしれませんね。正直なところ、Chromebookを2年使ってみて、ここはデメリットかもしれないと感じる点もいくつかございます。
デメリットは?Chromebook歴2年の私が感じる5つのマイナス点
Web上に情報が少ない
Chromebook使用者の一番の悩みは、Web上の情報が少ないことでしょう。
まだ登場して10年も経っていない非常に新しいパソコンなので、操作方法で困ったときにググってもすぐには情報が出てきません。
ときにはメーカーに問い合わせたり、海外の英語サイトで質問をしてみたり、何かと調べるのに時間が掛かったりします。
私にとってはそれが楽しくもあるのですが、面倒くさく感じてしまう人も多いかもしれませんね。
アプリを探したり慣れるまでに時間がかかる
Chromebookでは、文書作成はWordではなくGoogleドキュメント、表計算はExcelではなくGoogleスプレッドシートなど、WindowsやMacbookとは異なるアプリケーションを使って作業をします。
そのため、はじめてChromebookを使う人は、独自のアプリに慣れるまでに少し時間が掛かるかもしれません。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートはWord・Excelとほとんど同じ操作で使うことができますし、アプリの対応もどんどん進んでいます。
ただし、たとえば画像編集ではPhotoshopの代わりにPixelr Editorというアプリを使ったり、EvertoteがWeb版のアプリにしか対応していなかったり、現状はほかのPCとまったく同じように使うというのは難しいですね。
Web版やAndroid版でWordやExcelを使うこともできます
オフラインでの作業は制限される
よく”Chromebookはオフラインで使えない”なんて声を聞きます。
ほとんどのアプリケーションはインターネットに繋がっていない環境でも動きますし、データは一時的にローカル(本体)に保存されます。だから決してオフラインで使えないということはありませんが、やはりオンラインに比べるとできることは制限されます。
私に言わせれば「Chromebookはオンラインで使うためのパソコンなんだから当たり前じゃないか!」と思うわけですが、「オレはインターネットなんか使わないんじゃ!」という硬派なあなたにはChromebookは向かないかもしれませんね。
3Dゲームや長時間の動画編集には向かない
Chromebookというのは、軽量級のスプリンターなんです。
とにかく身軽なので、通常の作業であれば高速でサクサク動きます。
でもパワーを必要とする種目はちょっと苦手。
たとえば3Dゲームだったり、長時間の動画編集のような作業には向いていません。
逆にいえば、Chromebookが進化して重たい作業もこなせるようになれば、穴のない最強のパソコンになることでしょう。
実機を置いている店舗が少ない
Chromebookを購入する前に実機を触ってみたいというのは当然の悩みでしょう。
Amazonや楽天などのオンラインショップでは手軽に買うことができますが、Chromebookは実店舗ではなかなかお目にかかれません。
都内であればビックカメラ池袋本店のパソコン館などはChromebookやChromeboxも充実しているのですが、地方だと実機を置いている店舗を見つけるのはなかなか大変かもしれませんね。
というわけで、Chromebook歴2年の私が感じるChromebookのデメリットを5つご紹介いたしました。
どんなモノにでもデメリットはつきものですが、そんなデメリットをはるかに上回るだけの魅力がChromebookには詰まっています。
一度手にとっていただければ、きっとあなたにもその魅力が伝わるはず。
最後までお読み頂きありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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