(Photo by Ramdlon

このブログとは別に、いわゆるミニサイトを先日から制作している。

制作なんていったら大げさかもしれない。サイト制作というと、プロデューサーにディレクター、ライター、エディター、デザイナー、プログラマー、フォトグラファー・・・。いろんなプロが集まって高層マンションを作るみたいなイメージがある。

ボクがやっているのは、日曜大工みたいなものだ。紙とペンを持って、余ったコピー用紙に手書きでたった1枚設計図を書いて、犬小屋みたいなミニサイトを作っている。

お、ついに西村はブロガーからアフィリエイターに転向するのか?なんて言わないでほしい。

ひと言でいえば、ジレンマだ。

ボクは、ブログが好きだ。文章を書くことが好きなんだ。もっと自由に文章を書きたい。SEOやWebマーケティングや広告主に縛られないところで、もっと自由に文章を書きたい。そんなジレンマが、ボクをサイト制作へと駆り立てる。

10年前から変わらず、ボクのブログの理想の先には今井宏の「風吹かば倒るの記」がある。SEOに強いブログやWebマーケティングで成功しているブログなんかじゃない。猫好きのおじさんが、毎日3000文字も4000文字もダラダラと日常を綴る日記だ。

職業は英語講師なのに、英語の話なんて一切出てこない。どこに行ったとか、何を食べたとか、猫が可愛いとか、そんな話を延々と、昭和然とした古臭い文体でWebの海に撒き散らし続けている。

究極的には、ボクはブログをお金を稼ぎたいわけじゃない。傲慢な文章で自己表現をして、ミルフィーユのように人生をブログにインデックスして厚く積み重ねることで、自己満足に浸りたいだけなのだ。

ただそれだけのことなのに、ブログで生活しなきゃいけない。ブログで稼がなきゃいけないというジレンマで何も書けなくなってしまう。ブログを書けば書くほど、お金や名誉に執着する強欲な自分が白日のもとに晒され、ジレンマは一層強いものになる。

どうしてそこから話がサイト制作へと飛躍するのか。

お金を稼ぐためのサイトと、自己表現をするためのブログを分離してしまえばいいと思ったからだ。要するに仕事と趣味をゆるく分断する。一度場分断されたはずのPVや広告主に依存しないブログとPVや広告主に依存するサイトが、もっと高次なところで自然と帰結する。

お金や将来の不安があるから、思いっきりブログを書くことができない。じゃあ稼げばいい。だけど、文筆業の醍醐味を知ってしまったら、元いこんなに簡単にお金が稼げておもしろい仕事が目の前にあるというのに、会社員に戻るなんてまっぴらごめんだ。

だからミニサイト。アフィリエイトは、アフィリエイトのためのサイトですればいい。さいわいボクはこれまでこのブログで積み上げてきたアフィリエイトのノウハウがある。だから、たぶんきっとチョロい。傲りでもなんでもなく、自分の知識やセンスを鑑みて、この分野なら負けるはずがないと確信している。むしろその程度の確信も持てない程度なら、成功するはずがないだろう。

実はブログのテーマも変更したいと思っているが、それもまたPVや広告主の壁に阻まれている。サイト制作は、いろんな柵を破壊して、頭の中のモヤモヤを解決する鍵を握っている。

ブログなんて、今日はどこへ行ったとか、何を食べたとか、書きたいことを書きたいままにダラダラと綴ればいいじゃないか。読みづらきゃ読まなくて結構。勉強して出直してこい。とまではいわないが、傲慢であればあるほど、ブログは個性的な魅力を帯びるんじゃないだろうか。

おっと、そろそろタイマーが鳴ってしまう。制限時間を設けないといつまでも書いてしまいそうなので、なるべく毎日書けるように、タイマーで自分を制することにした。ブログで書きたいとことを書いて、残りの時間はお金のための文章につぎ込む。それが、今のボクに考えうる最適解。生きるために書くのか、書くために生きるのか。