by ニシムラケイイチ
今回は、ChromebookのCapsLock(キャプスロック)の使い方を解説します。
ChromebookのキーボードにはWindowsやMacのようなCapsLockキーがついていないので、IT系など日本語と英語が混在する文章を書く方は必見ですよ!
ChromebookのCapsLockをショートカットキーで切り替える方法
大文字のみの英字(アルファベット)はCapsLockで入力する
あなたは、パソコンで文章を書いていて、突然アルファベットの大文字しか打てなくなって焦った経験はないだろうか。
日本語というのはパソコンで入力するのがなかなか大変な言葉だ。
というのも、ひらがなや漢字だけでなく、英語(アルファベット)も混じっているからだ。
日常文章を書いていて英数字を使う頻度はそれほど高くない。でもたとえばボクは英語講師をしていたときよくパソコンでテキストを作っていたのだけれど、常に日本語と英語が混在した文章を書いていた。英語講師に限らず、専門的な文章を書くライターさんなど一度はこの問題に直面しているだろう。
普通、英語の文章には一文の頭の文字のみ大文字で、2文字目以降は小文字で表現し、最後にピリオド(.)を打つルールがある。しかし企業名や製品名、略語、固有名詞などは大文字のみで表すこともあるわけだ。またネイティブの中には、大文字のみで英単語や文章を書く人も多い。
パソコンのキーボードでアルファベットの大文字を打つためには、shiftキーを押しながら文字を入力ればいいのだけれど、大文字のみの英単語を打つのにずっとshiftキーを押しっぱなしというのはなかなか面倒だ。
[aside type=”normal”]ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
よく分からければ、ためしに上記の文をタイプしてみてほしい。大変さが理解できるはずだ。[/aside]
そんなときに使えるのが、CapsLock。
CapsLockは英数字を大文字で固定してくれる。(数字は全角)
そしてWindowsやMacにはキーボードにCapsLockキーがついていて、このボタンを押すだけで大文字固定を切り替えることができる。
しかし残念なことに、ChromebookにはCapsLockキーがない。
ではどうやって大文字固定の切り替えをするのか。
ChromebookのCapsLock切り替えはショートカットキーで
ChromebookでCapsLockを使うには、ショートカットキーを入力する。
alt + 検索キー
上記のキーを同時に押すと、CapsLockがオンになる。
CapsLockをオフにする場合は、shiftキーを押せばいい。

ちなみに検索キーというのは、キーボードの左端にある虫メガネの形をしたボタンのこと。
ちょっと面倒くさいと思うかもしれないが、こればっかりは仕様なので覚えるより仕方がない。

そもそもCapsLockって? Capitalの語源と由来
CapsLockの設定自体は簡単なので、少しだけ専門的な雑学を。
CapsLock(キャプスロック)というのは、”大文字固定“という意味だ。
Capsは、”Captial Letters“の略。Capital は大学受験でも必須の英単語で、”頭”を意味するラテン語のCAPに由来する。
本来CAPはKAP(印欧語)で「(動物を)捕まえる」という意味を持っていた。それが動物を捕まえるときに”頭”から捕まえたことから「頭」、捕まえる対象=「家畜」の意味に派生した。
だからキャップ(cap)といえば”頭“に被るものだし、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)のベンチャーは資本(=企業の”頭“金)を表す。他にも(頭=物事の中心だから)主要都市のことはCapital (city)と呼ぶし、大都市にはよく”〜キャピタルホテル”(Capital Hotel)なんて名前の宿泊施設が存在する。
パソコン用語でも、スクリーンショットは画面をキャプチャ(capture)する=”捕まえる“と表現することがある。つまり、CapsLockに話を戻すとこうなる。
CapsLock = Capital letter Lock
▷頭の文字(=大文字)を固定する
ここまで書いておいて何だが、大学受験生や英語の勉強をしている人以外には一生役に立たない知識だと思うので、この話は忘れて頂いて一向に構わない。
大事なのは、ChromebookのCapsLockの切り替えは
- オン = alt + 検索キー(虫メガネ)
- オフ = shift
ということなのでお忘れなく。
おしまい。