文賢に、新しく「音声読み上げ機能」と「明朝体モード」が追加されたのでさっそく使ってみた。

とくに音声読み上げ機能は、文章のチェックを格段に楽にしてくれる。

動作で気になる点もあったので改善提案としてまとめてみた。

ライター必見!文賢に音声読み上げ機能と明朝体モードが搭載

文賢の音声読み上げ機能

昨年の10月から愛用している校正・推敲ツール「文賢」に、先日新機能が追加された。

ひとつは、音声読み上げ機能

文字通り、投入した文章を音声で読み上げてくれる。

一部だけ選択して読み上げることもできるし、読み上げの速度も0.7倍速〜2倍速に変えることができる。

目で追うだけでは見落としがちな間違いやおかしな表現を、耳から聞くことによって見つけやすくするための機能だ。

もうひとつの機能は、明朝体モード

音声読み上げが耳からの発見をうながす機能なら、明朝体モードは目からの視点を変える機能だ。

いつもと異なるフォントで読むことで、同じ文章でも新たな気づきがあるかもしれない。

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音声読み上げ機能で徹底的に手を抜いて文章執筆に専念しよう

文賢の音声読み上げ機能

さっそく両方使ってみたのだけれど、とくに音声読み上げ機能は非常にありがたい。

気合いを入れて書いた文章のとき、ボクは文章を何度も声に出して読んでいる。

目で追っただけでは見落としもあるし、表現の不自然な点に気づきづらいからだ。

本来であれば全部の記事を音読するべきなのだけれど、さすがにそれはちょっと面倒くさい。

そんなとき、音声読み上げ機能なら気軽に音による点検をすることができるわけだ。

たとえば今書いているこの文章。

音声読み上げ機能を使ってみると、プレーンな校閲・推敲機能で見つからなかった誤字脱字を3ヶ所も発見してしまった。

ちゃんと読んでいるつもりだったのに。人間の、少なくともボクという人間の集中力なんてまったく当てにならない。

しかも使ってみてびっくりしたのだけれど、文章以外の部分、たとえばHTMLなどのソースコードもきちんと認識して読み飛ばしてくれる。

「横着しないで丁寧な仕事をしろ」という意見もたしかにわかるけれど、本質を見失ってはいけない。

ブロガーやライターは基本的に一人で大手メディアと戦っているわけだから、ツールに任せられる部分はどんどん手を抜いて、執筆そのものに集中したほうがいい。

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音声読み上げ機能を使って気になった点・改善してほしい点

まだリリースしたばかりだから仕方ないけれど、音声読み上げ機能の動作面で少し気になった部分があったので、改善提案としてまとめておく。

  • 範囲選択読み上げがうまく機能しない
  • アプリ側でボリュームが調整できない
  • 読み上げの一時停止ができない
  • ショートコードを読み上げてしまう

まずは選択部分のみを読み上げる機能なのだけれど、これが動作するときとしないときがある。

範囲を選択しても音声読み上げのポップアップがあがってこないときは、校閲支援から推敲支援へ移動したり、F5でページを更新するなどすれば一時的には解決する。

あとはオプションとして、音声のボリュームを変更する機能と一時停止をする機能があればさらに便利になると思う。

ボクはいつもPC本体のボリュームは最大にしていて、YouTubeで動画を見たりPrime Musicで音楽を聞いたりするときにはアプリ側で音量を調整している。

それではじめて音声読み上げ機能を使ったとき、ボリュームMAXの読み上げ音声がイヤホンに流れてきてかなりびっくりした。

文賢を使うたびに本体のボリュームを調整するのは煩わしいので、できれば音量調整には対応してもらいたい。

それから一時停止。

読み上げ音声を聞きながら気になった部分があるとその場で訂正しているのだけれど、どんどん先に進んでしまうので「ちょっと待ってよー」と停止ボタンを押すと、再び一行目に戻ってしまう。

本来は範囲選択機能で解決できるはずだが、範囲選択がうまく機能していないので今のところは諦めてはじめから聞くようにしている。

あとは気になるほどでもないが、HTMLに付随するなどのショートコードをそのまま読み上げてしまうので、書いた文章はなるべくプレーンな段階で文賢へ投入するのがよさそうだ。

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まとめ

今回は、文賢の新機能「音声読み上げ機能」と「明朝体モード」を使ってみた感想をまとめてみた。

いくつか気になる点も書かせてもらったが、そもそも文賢というツールをもう手放せないくらい気に入っているので、さらに便利な機能が搭載されてありがたいかぎりだ。

昨年のリリース時から比べると動作がグンと軽くなってインターフェイスもガラッと変わったし、次々と進化する文賢というツールから今後も目が離せそうにない。

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