「ブログをはじめたら、まずは100記事書きましょう」

そんなアドバイスをよく耳にすることがある。

ボクもジェット機の法則-ブログ初心者が3ヶ月で100記事書くべき理由の中で、ブログを100記事書くと宙に浮くことができるという話を書いている。

“まず100記事書く”という考え方には大賛成だ。

ところが初心者さんたちのブログに対する考え方を聞いていると、この100記事を勘違いしている人がいらっしゃる。

どういうことかというと、

100記事書いたら稼げるようになる

と思っているのだ。

中にはブログを立ち上げただけでもう稼げると思っている人も。

いやいやいや。

そういうことじゃない。

100記事はあくまでスタートライン。

ジェット機の法則でも書いたとおり、100記事書いたくらいでようやく離陸することができる。

離陸したら、次は何をする?

当然、目的地を目指すよね。

飛び立った瞬間に目的地へ到達できるどこでもドアなんてあるわけない。

まったくのゼロからはじめた人が”ブログってやつ”をなんとなくわかりはじめる基準が100記事だ。

稼ぐための下地を作る段階であって、キラ星のような一部の天才に憧れて”100記事も書いたら自分もお金持ちになってチヤホヤされる”なんて大間違い。

「だけど100記事なんて多すぎてムリだよ」

それ!

“100記事なんてムリ”と思っているからこそ、100記事書くんです。

いわば100記事が途方もないと感じている初心者思考を脱するための儀式のようなもの。

100記事を達成したときの感じ方は人それぞれだけど、少なくともあなたが100記事を達成したという事実は揺るがない。

「100記事っていうけど、何文字の記事を100記事書いたらいいの?」

「広告は貼ったほうがいいの?」

「SEOも意識したほうがいいの?アフィリエイトは?コンテンツマーケティングは?・・・」

何にも考えなくていいです。ただただひたすら100記事書いてください。

ちっちゃいことは気にしない。ワカチコワカチコ。

英語講師をやっていたとき、おんなじような生徒をたくさん見てきた。

授業でやった長文を30回音読しようと教えると、

「発音が下手でもいいんですか?」

「声の大きさはどれくらいがいいですか?」

「構文や文型を意識したほうがいいですか?」

「和訳しながら音読したほうがいいですか?」

いやいやいや、マジメすぎ。

何にも考えずにただ声に出して読むだけで十分。

ルールを複雑化しすぎるから長続きしないんです。

ボクが受験生のとき、予備校の1限目がはじまる前に熊本駅前のバス停のベンチで、毎朝30分くらい念仏のように音読をし続けてヤバい奴だと思われていたのはここだけの秘密だ。

ともかくアホみたいに音読してれば、だんだんと英語がわかってくる。

やり方とか方法論とか細かいことは一切気にせず目標へ邁進する。

受験でもブログでもここを勘違いしてしまう人が多い。

がむしゃらに書いているうちにだんだんと視野が広がり、成長したいという欲が高まって改善点も見えてくる。

見えてくるラインがだいたい100記事くらいで、そこからがブログの本当のスタート。

広告とかアフィリエイトのことは一旦忘れましょう。

まずはがむしゃらにブログを書いてみてください。

お金は最後に必ずついてきます。