ブログの「です・ます」調と「だ・である」調について考える

こんにちは!日本一変なプロブロガーのにしむら けいいち(@prblggr)です。

ふだんは、「です・ます」調で記事を書いているが、久しぶりに(そして実験的に)「だ・である」調で文章を書いてみることにした。

僕が「です・ます」調をつかうようになったのは、大手メディアの編集部で学んだ影響が大きい。

メディアであるからには、わかりやすくて親しみやすい文章を書くのが当然。

小学生でもわかる文章を書くのが理想。

そういう意識が、僕のブログの文章には働いている。

しかし、最近ふと疑問に思うことがある。

月間100億PVを超える巨大メディアと、自分という個人を発信していくメディアは、はたしておなじスタンスであることが正解なのだろうかと。

僕のブログを読んだ読者さんから、

「にしむーさんの優しい人柄が出ている文章が好き」

「やわらかい文章で読みやすい」

そんな風にお褒めの言葉をいただくと、天にも昇るほどうれしくなるのも事実だ。

だから無理に文体を変える必要はないのかもしれない。

ただ毎日ブログを書いていると、自分の思考が、加速度的に変化していることに気づく。

1ヶ月前に自分が書いた記事を読んで、

「それはちがうんじゃないか?」

と考えることが増えた。

「です・ます」調と「だ・である」調のどちらがPVを伸ばしやすいのか?どちらが収益を上げやすいのか?

正直、いくら考えてもそれに対するこたえは出ない。

これまでの経験をとおして、大衆メディアの文章はこうあるべき、というこたえめいたものは、たしかに固まりつつある。

しかしブログというメディアのあるべき姿について言えば、考えれば考えるほどわからなくなってくる。

ブログなんて自分の好きなように書けばいいんだよ、という意見がある。

たしかにそうかもしれない。

しかし、夢を叶えるツールとしての、思考を現実化されるための武器としてのブログメディアのあり方を、明確なこたえを、僕は求めている。

そして、正解はわからないけれども、ひとつだけハッキリしていることがある。

僕が好きな文章は、僕が読んでいて興奮する文章の書き手は、みな「だ・である」調をつかっているということだ。

もちろん全部が全部そうだというわけではない。

僕がメディアとして一番すぐれていると感じる文章は、プロブロガーのヨスさんが書かれている「ヨッセンス」だ。

あんなに丁寧でわかりやすい文章は、紙の本でもなかなかお目にかかれない。

まちがいなくブログメディアの最高峰の文章だと思う。

しかし、「あなたが一番興奮する文章は?」「一番おもしろいと感じる文章は?」と聞かれれば、それは東進ハイスクールの今井宏先生が2008年の6月5日から毎日欠かさず(しかも2〜3行ではなく、3000文字〜5000文字の分量で)更新しつづけている「風吹かば倒るの記」であり、英文学者の高山宏先生が書かれていた書評ブログ「読んで生き、書いて死ぬ」なのだ。

紙媒体にしても、やっぱり純文学や歴史書、哲学書など、お堅い本ばかりを読んでいる。

ビジネス書やノウハウ本を読んでわかりやすいと思うことはあっても、興奮を覚えることはない。

要するに僕は、アカデミックな文章に対する”権威トレンド”を持っているということだ。

大衆メディアというのは、いわばユニクロであり、吉野家なのだ。

安売り競争で、大衆という名の貧困層を相手にしている。

少しでも安い商品を大衆に届ける商売がすばらしいことであるのは言うまでもない。

ただ一方で、(難易度が高くてもあえて)ごく少数の富裕層を相手に商売をすることで、富裕層のもとで滞留しているお金が循環し、社会がよくなるはずだという期待もある。

おなじように、メディアにとっても、大衆を相手にすることだけが、必ずしも正解とは言えないのかもしれない。

今、ブログ名を「にしむらぼ」から「カクシンラボ」に変更したことに宛てた記事を書いているのだが、書いているうちに思い出したことがある。

僕には、人を変えることはできない。

僕に変えることができるのは、僕自身のことだけ。

僕には社会を革新することはできない。

僕が僕自身を革新することで、結果的にいい影響を受ける人間がいるかもしれない。

僕には社会を確信することはできない。

僕が僕自身を確信することで、結果的に社会に影響を与えることができるかもしれない。

そう考えると、僕の文章は、つまるところ、僕自身に向けて書いていると言わざるをえない。

ブログで「で・ある」の硬い文章を書いていると、「偉そう」と思われるんじゃないか、という不安に駆られることがある。

しかし、自分に向けて書いている文章であれば、ブログの文章は、どこまでもエゴイスティックでいいんじゃないだろうか。

そんなふうにも思うのである。

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